「年間報酬3000マン超えが10年続くコンサルタントの対話術」はコンサルのためだけではない!

友人の勧めにより、「コンサルタントの対話術」、という本を読みました。ここでは、いくつかの会話の型が紹介されているのですが、コンサルタントではなくて普通の会社員でも活用できる本です。

この本、独立したコンサルタントが、どのようにビジネスをし、満足のいく値段でお客さんを獲得するか、ということを詳述している本です。前著として「年間報酬 3000万円超えが10年続くコンサルタントの教科書」がありますが、こことの大きな違いとして、上述した目的を達成するために、どのようにしてクライアントと会話をするか、具体的なフレーズをその理由とともに、公開しています。

この本、私が読んだ時は、まだ、私が普通に会社員をしているところでした。ですが、会社員の私にとっても、役に立つ内容で、使える会話の型がいくつかありました。それを知るだけでも有意義だったと思います。

例えば、「先に言えば説明、後でいうと言い訳」という考え方。これは、クライアントにとって、都合が悪い状況がありそうな場合、先に言っておいて心の準備をしておいてもらう。これが、クライアントから指摘されてから言い返してしまうと、「なにー、そんなこと今頃いうなよ」となってしまい、結局、言い訳と取られてしまい、関係性が悪化してしまう。なので、ことが起こる前に言いましょう、ということ。

会社員であれば、他の業務が多忙である中、仕事がふられること、あるでしょう。その時に、なにも言わずに引き受けたとしましょう。後になって、上司に「あの仕事どうなっている?」、部下「いやー、XXXが忙しくて手がついていないのですよー。」といわれると、「なにー。」となりますよね。その前に「いや、ちょっと忙しくて、、、。」と言えれば、上司のほうでもそれをふまえることができるのでいいですよね。もっといいのは、そもそも、頼まれる前に、うまく忙しさをアピールして「あいつ、忙しそうにしているから別の人に頼むか、、。」とできれば、もっとエレガントです。その他、未体験の仕事を振られたら「初めてなんですけどー。」とか、難しそうな仕事を頼まれたら、「まずは、たたき台を作って」とか、事前に状況を伝えておくとベターでしょう。

このように、会社員でも学ぶところが多く、また、コンサルタントの仕事を臨場感もって知ることができる、大変面白い本です。是非、読んでみてください。

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