問いかけること、言い込むことの使い分け

人になにか意思を確認する時や自分の意向を伝えるときに、問いかけることと、言い込むこと、の2つの方法があります。この場合、どちらが有効か考えてみましょう。

問いかける場合

この場合、相手に質問をする、意見を聞く、というような形になります。相談する、ということです。例えば、「~ということでいいですか?。」「AとB、どちらにしますか。」というように聞く感じ。このほうが、相手の意見を聞けたり、相手の意向を把握することができます。それにより、自分の考えの適格性を判断することができます。

その反面、相手から意見を聞いてしまうとそれを斟酌したり、という手間が生じます。また、自分として結論を持っている場合に、相手からそれに反する意見があがってくると、物事を進めにくくはなります。また、相手が忙しかったりして、返事をくれない場合は、物事が止まってしまい、時間がかかる可能性があります。

言い込む場合

こちらは、相手に質問したりとか、意図を聞かないまま、自分の考えを伝える方法です。こちらだと、連絡とか、報告とか、その色彩が強くなってきます。例えば「~します。」「~となります。」「Aにしましょう。」と言う感じ。これだと、相手から意見を聞く形ではないので、反論があがりにくくなります。それと、時間の期限を決めてしまう(例えば、「~時に~というメールをクライアントに送付する」と相手からの返事を入手する必要がなくなるので、ある程度さくさくと物事を進められます。

その反面、相手の意向を無視する形にはなるので、相手の受ける印象は悪くなります。また、意見を聞かないので、自分の判断に誤りがあった場合には気付きにくくなります。

どちらがいいか

これは、状況によります。どうしても自分の意見を通したい場合は言い込むほうがいいですし、自分の意見に自信がない / 相手の意向を尊重したい場合は、問いかけることになります。ただ、時間があれば、「問いかける」ようにして、相手が納得がいく形ですすめるほうがいいでしょう。

 

 

人生のコツ/趣味