不安というものは一つの成長痛なのかもしれない?

不安、という感情を抱える、ということは辛いものです。不安なく、心が平らかだと、精神的に楽です。ですが、不安がない、ということには、落とし穴があります。

一つは、将来のリスクに備えよう、という気持ちが薄くなり、なにかことが起こったときに対応しにくくなります。人は虫歯になると怖い、、、から、歯を磨いたりケアしたりします。この気持ちがないと、つい、歯や口のケアを怠り、虫歯になってしまう、、ということもあります。なので、不安がある、というのは、将来のリスクへの対応のために必要ですよ。

それと、もう一つ。不安がない、ということは、新しいことをしていない可能性があります。新しいことをする、大きくいえば、転職、独立、といったこと。それほど大きくなくても、新しい業務やお客さんを担当すると、やっぱり不安になります。逆に、毎日ルーティーンな仕事をしていれば、そこに不安を感じる要素は少ないでしょう。ただ、新しいことをしないと人生が徐々に閉じてしまうので、そういう不安は感じていたほうがいいでしょう。

上記に近い話ですが、自分の能力より超えている仕事、を要求されると不安を感じます。きちんとできるのか?失敗するじゃないか、、とか。逆に、イージーな仕事や慣れている仕事だと、いつもの調子でこなせるはずです。ただ、自分の能力に収まることをしていると、成長しにくい、、ということもあるでしょう。

たしかに、不安を抱えながら生きるのは結構辛いこともありますよね。ただ、こう考えてみると、不安を感じる、ということはそれほど悪くないと思いませんか?つまり、うまく不安と共存していく、そんなことをできると生きやすくなるのでは、、なんて、思います。

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