会計事務所でお客さんが求めることと自分たちが提供したいことにはズレがあるので、自分たちが提供したいことを説得しよう

お客さんの期待と、会計事務所がしたいこと、そこにはズレがあります。そのズレを認識し、うまく調整したいものです。今回はそんなことをば。

お客さんが求めること、といえば、やっぱり、お金に直結することが多いです。例えば、補助金情報だったり、融資情報だったり、そういったことを、まず、求めます。あとは、節税のテクニックなども結構期待されることありますよね。税金、商売をしている人から見ると、反対給付なく、お金だけとっていく、ということになるので、少しでも減らしたい、という気持ちを抱きがちです。

逆に、会計事務所としては、きちんと数字を作りたい、月次決算を通じて業績や資金のモニタリングに資する情報を提供したい、経理を効率化させたい、リスク管理という弁法で保険を売りたい、という、管理的な、防衛的な、ことをしたかったりします。節税のことも、手数がかかったり、却ってキャッシュを減らすだけで終わったりすることもあるので、それほど積極的には進めません。

そういうことで、関与先と会計事務所の間でも、感じ方に差があったりもします。その差、どう対応するか、ですが、まずは、お客さんのニーズは意識しておくことが必要です。なので、融資、節税、補助金に関する情報を収集し、それをてきじ提供していくと。ある意味、そこでお客さんにフックをかけるわけです。

それとともに、管理の必要性、決算の必要性、保険の必要性を粘り強く説いていく必要があるでしょう。そこに腑が落ちていけば、お客様も徐々にこちらの意見を入れてくれるようになります。いっぺんに押し込もうとするのではなく、うまくタイミングを見計らってそれとなく提案をしていく、ということが必要です。

ということで、お客様と会計事務所との求めるものの違い、を検討してみました。そこをきちんと検討したいものですね。

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