長野市と松本市、その距離が物理的にも心理的にも非常に遠いことに関する一考察


長野県下で、中枢となる都市といえば、長野市と松本市でしょう。最近、この二つの都市は、色々な意味で「遠いな~。」と感じています。今回はそんなことをば。

まずは、移動時間。長野市~松本市の中心部まで車でだいたい2時間くらいかかります。2時間というと結構な時間ですよね…..。松本~長野間は高速道路があって、その区間は割と短時間で移動できます。が、実は、長野インターから長野市中心部(JR長野駅や善光寺があるあたり)は、なにげに距離があったり、時に渋滞していたりして、結構、時間がかかるのです…。国道19号からいっても、2時間強でつけるので、高速でいくのとたいして変わらない。国道19号は結構うねっているので、車で走ると結構神経を使います。また、こういう状況は、実際にかかる時間より、体感時間が長く感じるんですよね~。というので、物理的にも心理的にの長野市~松本市は遠いのであります。

あと、基本的に、長野市に住んでいる人は松本市に、逆に松本市に住んでいる人が長野市に行こうとする、モチベーションがわかないのですね。長野市も松本市も地方としてして完結しています。つまり、そこから出なくてもそれなりに食事、娯楽、買物等を楽しむことができます。それが、周辺地域だと、そうはいかないので、どちらかの街に出てくる、ということも多いのです。ただ、長野市の人も、松本市の人もそこから出る必要がない、ので、そこから出る誘因があまりない、ということがあります。

それともう一つは、街の属性が似ていて、あえて出かける必要を感じないのです。両方とも盆地で山に囲まれている、門前町な雰囲気も近い(松本はお城、長野は善光寺)、地方都市でありそこそこ色々な商業施設や娯楽施設もある(ど田舎ではない)、ということ。松本にいれば、東京には遊びに行くし、海水浴であれば新潟に行くし、山奥に温泉やスキーなんかにでかけることもあります。こういう移動が起こるのは、場所の属性が異なるからこそであります。長野市と松本市は似ているので、そういった移動が起こらないと。

最後は、やっぱり、松本市民の長野市に対する劣等感みたいなものがあります。長野市というと、県庁所在地だし、新幹線は止まるし、人口は多いし、市の名前がそのまま県の名前になっているし、、。特に県庁所在地については、松本市のほうが長野県の真ん中に位置するので、ふさわしいような気がするのにな~、と、思わないこともなかったりします。ただ、長野市の人にはこういう想い多分ないんじゃないかな、、と。

と、長野市と松本市、この2都市の距離感について考えてみました。遠いことは事実なのですが、それぞれの街には特色もあるし、いいところもあります。なので、長野市の人であれば松本市に、松本市の人であれば長野市に、是非、訪ねてみてください。きっと、色々な発見がありますよ。ちなみに、ぼくが松本から長野市を見た時に、地域おこし的な話はわりと長野市のほうに多い気がします。松本市はインバウンドはまあありますが、地域おこし的な話はあまり聞かないような。

二重生活/松本