その「新年の抱負」は、お飾りですか、それとも、道具ですか

2019年になってから、もう、2週間がすぎました。おそらく、多くの人が、「新年の抱負」を立てられたのではないでしょうか?「新年の抱負」をきちんと活かせるかどうか、というのは、その後の心がけで変わってくるかと思います。今回は、そんなことをば。

結局、「新年の抱負」を立てたならば、きちんとそれに向かって行動しないと意味がありません。例えば、「今年こそ英検1級に合格する」という目標を立てたとします。じゃあ、といって、問題集を買ったり、試験の日程を調べたりして、目標にそくす行動をとることを行えば、その分だけ抱負を達成できる可能性は高くなります。そして、抱負を高く掲げれば掲げるほど、その達成に向けて注力することがもとめられる、というわけです。

逆に、抱負だけ立ててなにもしない、ということであれば、それはただのお飾りになってしまいます。つまり、抱負についていえば、そこに行動が結びつかないと意味がない、というわけです。

そして、行動をする前段としてあるのが、意思決定。なので、抱負を明確に意思決定の尺度としておいておけば、さらに抱負として掲げた状態に近づくことになります。例えば、友人に「これから吞もうぜー」と誘われた場合。その時に、「いやいや、英検1級に受かるには、こんなところでおちおちと飲んでいられん。」と考え、呑みを断ることができれば、それは、抱負が自分の中で意思決定の尺度ととなっているということもできるでしょう。

なので、抱負を立てた際には、それを意思決定や行動を律していくと、自分の人生を前に進めることができます。そこがないと、単なるお飾りとなり、絵に描いた餅で終わってしまう、ということにもなるでしょう。また、抱負が100%完全に達成できなかったとしても、そこに向かう過程で得られることがあるので、抱負に向かって歩いていくということは有意義なはずです。

ちなみに、新年の抱負を立てるときのコツを一つ。それは、新年の抱負として目標を定めるとともに、最初の1歩を決めておくといいでしょう。先の英検1級の例であれば、問題集を買う、過去問をチラ見する、英語学校に問い合わせる、等々。最初の1歩を踏み出すと、なにかしら返ってくるものがあり、それを見て次の手が打てていくので、目標+最初の1歩を考えておくと抱負に向かって歩きやすくなります。

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