「食べ物を残すな。」、その前にすべき大切なこととは


僕が小さい頃は、「出されたものは食べきる。」という価値観が徹底していました。特に、小学生や中学生の頃は残すと怒られたりとかして、苦労した人もおおいのかと思います。ただ、最近は必ずしもそうとは言えないのでは、と考えています。

ひと昔前、おそらく僕が生れるより前、というと、物が少ない時代でした。そういう時代背景なので、「食べ物を残してはいけません。」というのは当たり前で、歓迎の意を込めて「たくさん、食べろ。」と言ってみたり、残すのが気になるから人に食べるよう促してみたり。そうすると、つい、パクパクっと食べてしまいます。

ただ、今の世の中、食べ物は結構たくさんあるわけです。特に、飲み会やイベントでは、食べきれないほど出てくることが多いです。僕がイベントを主催した時に、その時の上司からは、「足りないと、不満を持つ人が多いので、残ってもいいからたくさん食べ物を出すように。」と言われたことはよく覚えています。確かに、食べ物が足りないと、後々イベントに不満を持たれることが多く、それを回避するために多めに出すときがあります。

食べ過ぎは肥満等々、体に対して悪影響を及ぼします。「おいしすぎてつい食べすぎてしまった」、ならまだしも、「残すのは気が引ける。」という理由で食べてしまう、ということもあるかもしれません。あと、あまりおいしくなくても、気を遣って食べるということもあるでしょう。以前は、食べきることが正義、と思っていましたが、結構、体重も増えてしまったことがあるため、そういう場合は無理に食べなくてもいいのでは、、なんて思います。

じゃあ、無尽蔵に残していいのか、というとやっぱりそうではない。大切なことは、「予め食べられる分だけ準備する。」ということです。食べることが可能な分だけ準備すれば食べ過ぎということはないと思います。人間の心理として目の前にあるとつい食べ過ぎてしまいますが、なければないで苦にはならないものです。足りなければ、後で作り足すとか、オーダーする、という形にして最初は少なめに頼むということもできることでしょう。

「食べ物を残さないように食べる。」というのは依然として大切な価値観だと思います。とはいえ、それを達成するために、その前提として「必要な分だけ準備する。」ということが大切です。時に、目の前の料理が多すぎる場合は、勇気を出して残す、という決断も必要かもしれません。「必要な分だけ準備する。」という考え方は、今、食べ物がどんどん捨てられている、という状況を打破するための根本的な価値観となることでしょう。経済的には多めに作った方が引き合うというのが今の現状ですので、それがあてはまらないような社会するということも必要なことだと信じています。

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