コンサルタントの役割は単純に知識やスキルを伝達することだけではない


コンサルタント、そこにはそれぞれの領域について専門的な支援をしてくれる人ですね。ここでは、一般的に、コンサルタントとしての役割、というものはどういうことか少しまとめてみました。これは、現時点での仮説なので、日がたつにつれ変わってくることもあるでしょう。

一般的にコンサルタントの役割として考えられているのは、専門的な知識やスキルの伝達をするということでしょう。マーケティングのコンサルタントであればマーケティングの知識、スキルを、海外進出のコンサルタントであれば海外にからむ知識等を提供してくれることを期待しているはずです。そういった、専門的な知識やスキルがない場合、専門のコンサルタントにその部分の提供を期待するということはあるでしょう。

とはいえ、専門的知識やスキルだったら、書籍とかネットとかでいい気もします。また、文字情報できつい場合は、セミナーでるとかDVDを買うということもできそうです。それで知識を得てから、自分で実践していけばいい、ということもできるはずです。ですが、なぜコンサルタントを頼むのか。

それは、「あてはめ」をしてくれるのではないか。自分でやっていると、自分の状態と知識の間に導線がない、ということがありがちです。つまり、知識はあっても、そこに自分の課題をフィットさせれない、ということも多いでしょう。そこを、自分の状況に合わせて知識をあてはめて、道を指し示してくれると、安心してその方向に歩いて行けるのでは、と思います。

それと、上記と関連するのですが、自分の状況がわかるということもあるでしょう。実は、人は自分がどの位置にたっているか客観的にわかることは案外少ないものです。適用すべき知識やスキルは自分の現在の状況や能力、志向性等等様々な要因に依存するので、そこがわからないとどうしていいか、わからない。そこで、コンサルタントからそういった自分の状況等等を客観的に指摘されると、そこから歩いていきやすくなります。

それとともに、自分で物事を考えると感情や価値観で考えが偏り勝ちで思い込みが強くなるので、そういった偏りや思い込みの是正というのもコンサルタントの役割となるでしょう。むしろ、こちらのほうは、いわゆるコーチングに近いかもしれません。

後は、全体的な方向性と最初の1歩をどうするか指し示すということも大切です。全体的な方向がゴールであり行動の指針であるため、そこが明確になると安心して前に進めますよね。一方、最初の1歩がないと、具体的にどうしていいかわからず、立ちすくんでしまいます。ゴールに向かうための最初の一歩があると、具体的な行動を起こしやすくなります。

結局、コンサルタントは、クライアントの状態や悩みを明確にして、それに知識、スキル、経験をあてはめ、全体像の提示と最初の1歩をアドバイスして行動を促す存在と言えるでしょう。もちろん、状況においてどのプロセスに重きを置くかが変わってくることになるとは思うのですが。

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