時には、頭の中でゆっくり物事を煮詰めたほうがいい、こと

世の中、早々に成果をあげることや、早急に結論を出すことを求められることがあります。とはいえ、必ずしもそうはできない、ということもあるでしょうし、ゆっくりとすすめたほうがいいこともあるでしょう。今回は、そんなこんなをテーマとしてみます。

ただ、本を読んで満足するのではなく、その本に書いてあることを一つでも実行すべき、と言われることがあります。確かにその通りな面があります。ただ、必ずしもそれが全て、ではなく、読むことにより内容が頭に残り、ふとした時に自分の行動に影響を与えているということもあります。なので、性急にTo Doを出さなくてはならない、ということには必ずしもならない、ということが言えるかと思います。

あと、時々、面倒臭いなー、と思うことありますよね。そういう時、意を決して、面倒臭いことをしてしまったほうがいいでしょう。ですが、なかなか、できないということもあります。そういうときは、関係する資料をパラパラ見たり、ググったりとちょっとだけ物事を進めてみるといいでしょう。そうすると、なんとなく抵抗感が薄れてくる、ということもあります。

あとは、仕事をしていると行き詰る、本を読んでも頭に入らないとき、ありますよね。こういう時、むりやり先に進めるのではなく、しばらく放置してみる、というのも一つの方法です。しばらくしてから再開すると、仕事が進むようになったり内容が理解できるようになったりすることもあります。

そして、意思決定がなかなかできないとき。そういうときは、決断を先送ってみるのも一つかと。きめられないと、頭の中にモヤモヤが残りますが、そこからなにかが生れるときがあります。それと、意思決定をすべき状況が変わることもありますよね。決まる時はなんとなく決まるという面もあるので、必ずしも焦らなくてもいいのでは。

もちろん、仕事をサクサクできたり、本に書いてることをすぐに実行に移したり、即断即決でものごとを進めるほうがいいことも多いです。期限が決まっていればなおさら。ですが、それはそれとして、無理やり進めず、少し、スピードを落としてみる、というのも決して悪くない。そうすると、無意識のうちに色々と考えたり整理したりしているみたいで、無意識の力でものごとが進む、ということがありますからね。

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