地方でお店を出すにあたっては、車のことは考えたほうがいいいですよ!

地方にお店を出す場合、なにに気を付けたいところでしょうか。東京や大阪でお店を出す場合とは、決定的に異なることがあります。それは、良くも悪くも車の扱い。これは、地方特有の論点になってきます。

地方と東京等といった大都市との違い、最も大きなものの一つとしては、利用する交通機関です。東京等大都市圏では、バスやら地下鉄やらが発達していて、車でのアクセスをさほど考える必要はありません。僕は東京に通算すると10年近く住んでいましたが、その間、自分で自動車を運転することはほとんどなかったです。

他方、地方に来てしまうと、車が交通機関の最たるものになります。公共交通機関もなくはないのですが、やはり、本数、路線とともに限られており、生活の足にはできません。ともすれば、一家一台、ではなく、一人一台、となってしまいます。そうすると、移動の中心もほとんどの場合、車となってしまいます。

そうすると、まず、気を付けたいのがアクセス。東京等であれば、駅近であったり、駅もターミナル駅みたいなところであれば、アクセスがいい、と言えるでしょう。逆に、地方だと車中心なので、駅から近くても道が細かったり、一方通行ばかりだと運転しにくいものです。車で行きやすい、大通りから少し入ったようなところに店を構えられると一つのポイントでしょう。

それとともに、駐車場。こっちに住んでいてたまに思うのが、「あの店はいいんだけど、車が止めにくいんだよね~。」となると、若干、行くかどうか迷ってしまいます。その点、iCityやAEONのような大規模商業施設や、コンビニはよくわかっていて、結構駐車場が広々としています。自分としては、ついそちらに行ってしまうのですよね。個人でやっている商店やカフェだとそこまで気が回らず、つい、駐車場は必要最小限になりがちですが、駐車場にスペースがとれるとそこに行きやすくなります。まあ、これは自分の運転技術を向上させれればいいだけの話ですが。

最後は、酒。地方にくると酒、外ではあまり飲まなくなります。やっぱり、車で帰るとなると、「軽く一杯」というわけにもいかず、基本、酒なしですませます。そうなると、地方であれば、お酒を飲まずに楽しめるようなことを用意すれば、そちらのほうには行きやすくなりますかね。

どうしても、地方では車が生活の足となります。そのため、それを迎え撃つ商店のほうも、車で来る人が来やすくなるようなお店作りをするひつようがあるのではないでしょうか。

二重生活/松本