アカウンティングとファイナンスの違い

会計(アカウンティング)と似たような領域として財務管理(ファイナンス)というものがあります。ファイナンスはカタカナで書いたほうが自分としてはしっくりくるので、以降ではカタカナで書くことにします。

アカウンティングとファイナンス、こちらについては企業の活動を貨幣的単位であらわす、というところが共通していると思います。そのため、どちらの領域においても、数字が飛び交うことになります。

ただ、もちろんこの2つの領域は異なる学問領域となるので、いくつか違いがあります。

まず、アカウンティングは過去の事業活動の結果を記録する、ことに主軸が置かれており、他方、ファイナンスは未来のことを取り扱っていることが多くあります。例えば、ファイナンスでは、企業の価値を企業が将来に生み出すキャッシュフローにて測定したりします。

また、これに伴い、アカウンティングのほうは厳密性を重んじられるのですが、ファイナンスのほうがざっくりと数字を計算します。これは、過去のことはすでに分かっており詳細に把握できることと比べ、未来のことはまだよく発生していないので把握することが難しいからだと考えられます。

さらに、アカウンティングは守るべきルールがたくさんあるのですが、ファイナンスには特にそのようなルールはあまりない、ということもあります。これは、アカウンティングは利害関係者に対する報告をするためのものであるのに比べて、ファイナンスは企業活動を管理するための技術であるから、からです。

もちろん、これはおおざっぱな分類であるため、必ずしも上記があてはまらない場合があります。ただ、それぞれの領域の特徴としては上記のようなことがあるのでは、と考えております。

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