実録 500ルピー/1,000ルピー札が使えなくなったことの個人的な記録 (2)

さて、インドで、500ルピー/1,000ルピー札が使えなった件、11月10日の状況までは書き綴ってきました。その後の状況を記していきます。

11月11日、12日

11月11日にいよいよ銀行再開。いきなり、高額紙幣が使えなくなったこともあり、手持ちのお金に困った人は銀行に殺到します。ところどころ、銀行の前に行列ができております。とはいえ、普通の会社は営業日なので、粛々と働いている人も多いです。お客さんのところも、普通に営業していました。もちろん、我々もです。

ATMもオープンするところもあったらしいですが、すぐにお金が尽きてしまうようで、すぐにクローズしてしまいます。そもそも、空いてないところもあったようです。一説によると、新しい2,000ルピー札は、旧版のお札と比べて小さく、現在のATMでは対応できないようです。色々な噂が流れているのかなにが本当かよくわからないというところもありますが….。

そうそう、こんな感じで紙幣を銀行に納入しているようです。左手側に銀行があり、そこに、紙幣をおじさんが運び込んでいました。このあたりから、紙幣を大量に両替した人、金を大量に購入した人などに対する調査が始まっていたようです(新聞報道によると)。

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そして、11月13日

11月13日、日曜日。インドは土曜日も働いている人も多いので、日曜日は唯一働いている人が動ける機会となります。また、13日はこの騒ぎのため開業して紙幣を交換する。そして、11月14日は、なんにがしかの祝日(これも子供の日であるとか、宗教の祝日とか)で、会社は動いているのですが、銀行は休み。

と、どういうことが発生するのか、、、。

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銀行の前に大行列が、、、。11日、12日とは比べ物にならない大行列が見かけたすべての銀行にありました。結局、この日しか両替できないので、それは仕方がないようね、、という感じです。この日、並んでいた人、銀行で働いていた人、本当にお疲れさまでした。

この時期、私はというと

11月11日,12日は出張、仕事中、ということで、現金を使う機会がほとんどない。多少の少額紙幣は持っていることもあり、なんとか、この時期はのりきました。

13日は、唯一の休日、せっかくだし、外出したいなー、と。出張中なので、たとえ仕事はないといえども、一人で動き回るは少し抵抗がある。特に、今はキャッシュがない時期なので、出先でトラブルが起こるのも少し怖い。というわけで、宿泊先でツアーと車をアレンジしてもらうことに。ツアーの支払いは米ドルで、車はホテルの部屋にチャージしてもらってなるべくルピーは使わない方針で。その日の昼食も、カードが使える店に行ったのだが、なぜかカード使えず運転手さんに借りてなんとかしのぎました。

仕事中はほとんど困ることはないのですが、やっぱり、個人で動くとなると少し面倒でしたね。現金のありがたみがわかる、件ではありました。

(続く)

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