自動車による便利さが地方の中心部を徐々にさびつかせていく

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地方の方、その地域の中心部(松本でいえば、松本駅周辺)はなかなか人が以前ほどは人が集まらなくなっています。それは、車が移動手段の中心になってきたことに起因することでしょう。

公共の交通機関を使う人は町の中心を愛す

町の中心部、車を持っていない人にとっては非常に便利です。まず、公共の交通機関がそこを中心に形成されているから。松本を例にとれば、特急をはじめあらゆる電車が松本に止まります。また、バスターミナルもあり、各方面へバス路線が伸びています。タクシーも駅前に待ち構えています。というわけで公共交通機関を使う人にとっては非常に便利となります。

それとともに、お店も多い。駅前、人が集まることもあって、たくさんのお店が集まります。大きな駅であれば駅ビルがあり、そこには色々な商業施設があるでしょう。少し出ても、百貨店やら専門店やら食事処等多々あります。

車を使う人は郊外に流れる

車を持っている人にとっては、街の中心部は少し不便だったりします。まずは、運転がしにくい。どうしても、道が狭くなりがちで人や自転車が通っていたりすると、運転している人としては怖かったりもします。また、駐車場があまりなかったりするのも、不便を感じることではあります。とはいえ、街の中心部にしかお店等がない場合は、やむを得ず、車ででも中心部にでてきます。

このような状態で郊外にアウトレットができるとなにが起きるか。車を持っている人たちはそこに集まるようになります。広い道でその場所までこれて、駐車場も広い。また、そこだけで買い物や遊びが完結するのであれば、車を乗ったり下りたりがなく、非常に便利です。そうなると、街の中心部に出かけていくより郊外のほうに行ってしまうでしょう。

今後の流れとして

学生等必ずしも車に乗れる人ばかりではないので、一定程度、街の中心部には人が集まります。また、長距離移動のターミナル駅であれば、街に来る人や街から遠くに出かける人はそこに来るのですぐに中心部が寂れる、ということはないでしょう。とはいえ、車に乗る人が増え、アウトレットができるようになれば、徐々に人の流れはそちらのほうにいってしまうのではないでしょうか。

また、こうして、車社会が発達し、公共の交通機関を使う人が少なくなると、公共交通機関の便数やルートが減り、ますます、利便性を失います。そうすると、かつての街の中心部はやはり徐々にさびれていく、ということにもなるでしょう。

自分としては、古くからある街並みやごちゃごちゃしたところは歩いていて好きで、小ぎれいなアウトレットは味気ない、、とも思うのですが、これも時代の流れかもしれません。でも、古い町並みを残すためになにかできたら、と思うこともあります。

 

二重生活/松本