JR松本駅改札前スタバの改装から学ぶ顧客絞り込みの意図

先日、JR松本駅前のスタバが改装されたので、訪れてきました。そこで、少しショックを受けてしまったのです。ただ、理にかなっていることなので、仕方がないのかなと。

さて、今回の改装によってなにが変わったか。まずは、お店の敷地面積が広くなりました。以前の倍くらい。まあ、松本駅前で好立地なので、これはまあそんなところでしょう。広い方がいいですよね。

また、以前はあった一人用のカウンター席がなくなっていました。入口付近は物販用の棚に、レジ前はカウンターはあるのにそこに座るべき椅子はなく。さらに、増えた席におけるテーブルは膝の高さくらい。これを見て、松本駅のスタバの意図を感じ、少し残念に思いました。

この改装の趣旨、おそらくは、個人で勉強したりパソコンしたりする人を嫌っているのでは、ということ。以前だと、カウンターが勉強スペースや仕事スペースとなり、よく、ここでパソコンを使っている人がいました。このカウンターにはコンセントもあり、パソコンが使いやすかったものです。ここが、なくなると仕事的なことをしずらくなります。また、ひざの高さくらいのテーブルだと、談笑したり読書したりするのには問題ないのですが、やっぱり、勉強やパソコンはしにくい。。。まあ、一応、8人掛けのテーブルは一つだけあったのですが、それ以外で新しくなったテーブルは全てひざの高さくらいです。

これから推察できることは、おそらく、仕事や勉強目的でカフェを使う個人客を歓迎していない、ということかな、と感じました。確かに、こういう個人客は、コーヒー一杯で延々と勉強したり、仕事をしたりするので、お店にとっては利回りがよくないのだろう、、と思います。それより、電車待ちや待ち合わせの人、もしくは何人かで連れ立ってきてくれる人が入りやすいスペースにしたほうが、場所の特性からもお客さんの回転が早くなり、利益が出やすくなるのでは。

というわけで、今回の改装、勉強/仕事目的の個人客を嫌ったのだろう、と思います。確かに経済合理性を考えると致したない面もあると思います。とはいえ、僕は割とカフェで仕事や勉強をする向きがあるので、こういう風に切り捨てられてしまうと少し寂しいですね。

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