テキストを使っているセミナーする時に注意したいこと

最近、セミナーやら研修やらを受ける機会が増えてきました。それとともに、自分自身で研修、セミナーをデザインすることもでてきます。そういった場合に考えたいこととして、テキストを利用するかどうか、ということがあるでしょう。

本来的にテキストを使ってセミナー等を進めるほうが楽です。レジュメやパワーポイントでセミナー等を行おうとすると、それを作るために、結構な時間がかかります。テキストであれば、素材があるため、それをベースにすることができれば、格段に準備の手間を減らすことができるます。

とはいえ、テキストだと話し手の話したい内容が必ずしもその通りに並んでいない、ということがあります。それは、全くもってかけ離れているような場合もありますし、微妙にずれていたりする場合もあります。そうした場合、テキストをそのまま使うと、説明の順序が飛び飛びとなったり、時としてテキストの内容と自分の話がずれてしまう、ということがあります。

それとともに、テキストを使うと、往々にしてテキストの朗読になってしまう危険性をはらんでいて、そこをうまく説明できないと、「あいつはテキストを読んでいるだけだ。」となってしまい、セミナーの印象は悪化します。とはいえ、テキストと話しの内容が乖離してしまうと、聞き手のストレスは高まります。このあたりは、テキストを読むことと、テキスト外での説明のバランスをとる必要があるでしょう。

理想的には、テキストを自分で作ってそれを使っていくことでしょうか。そうすると、少なくとも、自分が話したいことがテキストに載るので、説明は容易になります。とはいえ、テキスト朗読ととられるリスクはあるので、それを回避するためにはレジュメはあったほうがいいかもしれません。なにはともあれ、テキストを作る労力は非常に大きいものになるので、それに見合うだけの規模や回数になることを考える必要があるでしょう。

テキストを使ってセミナーをできると非常に楽ですが、説明上色々と難しい面もあります。そのバランスをうまくとれるようにできると、効率的、かつ、効果的にセミナー開催できるでしょう。

 

ビジネス