時には、ばっさり切り捨ててて、メンバーから外してしまう、ということも必要

時として、プロジェクトや部門のメンバーがその場所でうまく成果を上げられない、ということがあります。そんな時、もちろん、できるようにコーチングやらフォローすることが必要ですが、それでもだめな場合は時にはチームからはずす、部門を変えてみる、ということを考えることも必要かもしれません。

時として、プロジェクトや部門を運営していると、うまくいかないメンバーというのがでてきます。その人も決して手を抜いているわけでもなく、頑張っているのですが、どうもうまくいかない。上司として、コーチングやら説諭やら色々と手を尽くしてもどうにもならない。そうこうしていると、上司としてはイライラが募り、免ッバーの側は無理なことをずーっとやらされているので、どんどん疲れがたまっていく。そのように負のスパイラルがどんどん回転してしまいます。

こうなったら、いったんその人をメンバーからはずす、ということも一つの選択肢になります。そうして、行き詰った仕事や人間関係をいったんリセットしてあげる。そうすることにより、上司のほうの負担も減るし、今までの重たい仕事や人間関係から解放されて楽になります。もちろん、外されたことによるショックを受けるのですが、それは一時的なもので、そのうちに軽減されます。

外された人はどうなるか。他のプロジェクトや部門でもうまくいかない、ということもなくはない、と思います。それとは反対に、ある部門やプロジェクトから外された人が、別の場所ではうまくやって大活躍している、ということもあります。かくいう私もいくつかのプロジェクトをはずされたこともあるのですが、その後、別のプロジェクトではまあまあうまくやっていた(と自分では思っている)ので、強くそういうように思うわけです。やっぱり、人間なので、どうしても合う仕事、合う人間関係、というものがあるわけで、合わない場合はそこを変える、ということも時には必要です。

よく、「はずすのはかわいそうだから。」といって、メンバーからはずさずに、継続的にその業務をさせる、ということもあるかもしれません。それは、逆に慣れぬプロジェクト、人間関係に縛り付ける、ということにもなりかねません。なので、個人的にはそういう取り扱いは反対です。もちろん、メンバーから外す前に、十分なコーチングやサポートが必要なことは言うまでもなく、それをせずに切り捨てる、ということはやめるべきでしょう。

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