聞きやすいセミナーの特徴につきまして

先日、税理士会にてセミナーを受けた時の事。ここの講師の方の話し方が上手で、聞き入ってしまいました。その話のどこがよかったか、備忘のため残しておきます。

まずは、セミナーの冒頭で全体像的な所を話したこと。そうすることにより、最初に話の大まかな流れを理解することができるようになります。そこから、詳細に入ると、今、どの部分の話をしているかわかりやすくなります。

その次に、必ずしもパワーポイントでなくてもいいこと。もちろん、パワーポイントはスピーチをするためのツールなので、あったほうが話易いし、話にのりやすい、ということはあるでしょう。とはいえ、作るのに時間がかかったり、後で復習するには不向きな面もあるし、パワーポイントでなくてもいい、というのは一つの発見でした。

テキストをバランスよく読んでいること。その方は、テキストをベースにセミナーを組み立てていたのですが、そのテキストのうち、一部を読みながら、それに解説を付け加える感じで話をしていました。目の前にある素材とはかけ離れたことを話すと、話している内容についていけなくなるので、これはわかりやすかったのかなと。

メリハリをつけて話をしているところ。重要なところは、はっきりと大きな声で話をしていたので、重要な個所とそうでない箇所の峻別がわかりやすかったです。

最後に、時間通りにピタッと終わったところ。焦る様子もなく、時間通りに終わるのは流石です。これは、よほど話慣れているか準備をきちんとしているのではないと、こうはなりません。聞いているほうは、あまり早く終わりすぎると不満だし、かといって、時間を超過すると集中力が切れるので、時間通りに終わるのは結構大切なことだったりもします。

というわけで、今回は、セミナーの内容の他、セミナーの話し方についても学べることがありました。自分が話をする時も、これを参考にしてみたいですね。

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