組織の中で上の人を向くべきか、下の人にいい顔をすべきか?

会社組織、ほとんどの人が、中間管理職をしていることでしょう。この場合、どうしても、上の人としたの人に挟まれる、そんな経験をした人も多いでしょう。そんな場合どちらを向くべきか、考えてみました。

会社員である以上、上司のことはないがしろにできません。組織のヒエラルキー上、上司の指示にしたがい仕事を進める、ということはある意味当然のことです。上司の命令に背く、となれば、「上司の言うことを聞かない。」ということでマイナスの評価がなされてしまいます。組織を飛び出すなら別ですが、組織にいるのであれば、そこは守るべきところでしょう。

では、部下を向かないとどうか。自分が上司である以上、多少、理不尽なことや納得できないことがあったとしても、その部下は上司に従うことでしょう。とはいえ、納得ができないことが長期的に続くのであれば、やがては、部下はその上司から離れてしまいます。退職したり異動したりということになってしまいます。人がいなくなれば、補充する、ということになりますが、悪評がたっていたりすると誰もその人とは働きたがらなくなる。そうすると、自分自身が「部下をうまく使えない。」ということでマイナス評価を受けてしまうでしょう。

結局のところ、バランスということが大切になります。一言で済ますのもあっさりしすぎなので、もう少し言葉を足すと、上司の言うことを聞いて成果をあげて、部下には時には無理を言いつつも適宜フォローする、というところになるのかと。そして、時に上司の指示が厳しすぎる場合は、反発することも必要でしょう。部下も上司の心配りやフォローが感じられれば、多少しんどくとも応えてくれるのでは、ないかと。

上司と部下、どちらを立てていくか、なかなか難しい問題です。基本的には上司の指示に従いつつも、部下を適宜ケアしてあげる、というところが必要となります。なかなか、大変なんですが、少し自戒を込めて書いてみました。

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