Julie & Juliaから学ぶブログの書き方

前回のポストではGeneralな感想を書いたので、今回はブログの書き方という観点から思ったことを書いていくことにします。あらすじ、感想は前回書いたブログをご参照ください(リンクはこちら、http://www.crossborder-accountant.com/review-of-julie-&-julia)

ブログの記載内容の絞り込み

Julieには、Juliaの本にある524レシピを365日で作りきる、という目標がありその過程をブログとして記載しております。ブログとしてみた場合、テーマが明確に設定されているため、興味がある人がそのブログに引き付けられやすい、となります。つまり、ブログの焦点を絞ることにより、特定の感性/選好をもった人をそのブログに集めることができた、という一例になります。

努力、苦労を見せる

Julieのブログだと大きな目標を設定しそこに向かっていく過程、時にはうまくいかない状況、料理の失敗、来るべき人が来なかった、夫婦げんかをしてしまった、というについてもブログに記載しております。それにもめげずに、料理を作り続け、ブログも更新し続けます。

このように、苦労や失敗があってもそれにめげずに努力を続けること、そのこと自体に人を引き付けるものあります。そういう苦労や失敗は人の共感を呼ぶため、より人を引き付ける魅了となっています。

高い更新頻度を長い期間で

映画の中では具体的な頻度まで言及されていませんが、かなり更新頻度は高いと考えられます。というのは、524レシピあるので、1レシピ1ブログとしても524ブログを1年のうちにアップしていることになります。作中でも眠そうにしながら、Julieがブログを書いているシーンがありますよね。

また、ブログは365日書き続けています。最初のうちは全然反応がなく、Julieが「いったい誰が私のブログを見ているのよ」というようなコメントを残しています。徐々に彼女のブログが読まれるようになり、ついには新聞の取材を受けるにいたります。

一般に一定以上の更新頻度で、長く続けるほど読まれるようになります。いくら、いい内容のブログを書いていても、あまり更新されないブログだと注目はあびません。個人的にも、このブログ、もっと更新してくれるといいのにな~というブログはいくつかあります。

パーソナルインフォメーションの開示

Julieはブログにてかなり自分の情報を開示しているようです。あまり、自分のことを明確に書き過ぎて、上司に説教された、ということもあります。また、電話番号ものせているようで、ブログについてバンバン家に電話がかかっている、というシーンもあります。

一般に自分のことを見せたほうが、自分のことを隠すより好感を与えることが多く感じます。特に、匿名で書くより実名で書いたほうが、書き手の身元が明らかになるという点で信頼感や親しみを感じやすくなります。

他方、情報開示をしすぎると、自分の身に危険がふりかかることがありえます。そのため、どこまでどんな情報を出すのか、ということについては真剣に検討したほうがいいでしょう。実名は出しても、自分の私生活は書かない、ある一定の事項はブログに載せないということも重要です。個人的にはJulieが電話番号をのせているのは、やや開示しすぎな印象は持っています。作中では、ふれられていないのですが、いたずら電話とかもありそうな気はします。

自分の好きなことを書く~そこまで没頭できることはありますか

最後に一番大切なことですが、ブログに書くのは自分が好きなこと、書きたいことであることが必要です。いくら内容を絞ってもそれを書くことが楽しくないと長続きはしません。書いて楽しいことを見出して、それについて書くことが求められます。特に、毎日書き続けるためには、毎日、そのことについて書けるほど、そのことを好きである必要があります。

この作品では、Julieは料理好きで、それについて相当情熱をそそげるからこそ、1年間、料理についてひたすらブログを書き続けることができたのでは、と推察します。

もし、色々なことに興味がある、一つのことに絞れない、という場合はいくつかのテーマを織り交ぜて書くほうがいいと思います。知り合いの多くそのようなブログの書き方をしているし、自分自身も今のとこは、書く内容を固定せずにブログを書いています。

感想

Julieのブログの書き方には色々と考えさせられました。自分自身の方法論とは異なる部分もあります。完全に模倣する、ということはないでしょうが、今後のブログの作成にあたって参考したいなぁ、と思います。

 

 

 

 

 

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