一人暮らしのための自炊講座(8)~廃棄しないために

料理をする人にとって、どうして避けられないことは食材/料理を廃棄してしまうことでしょう。ここでは、廃棄への対策についてまとめてみました。

買いすぎない/作りすぎない

とにかく、買う量/作る量を制限します。買う量としては、一時にたくさん買いすぎない、特に、多少割高でも小分けの食材を買う(これは前述しましたね)、予め買うものを決めておく、といった対応ができます。他方、作るほうであっても、そうでない場合は自分が食べることができる量だけ作りましょう。毎日の食事であれば、だいたい、どの程度食べることができるか予測がつくようになるはずです。

日持ちする食材を

後は、日持ちする食材を選びましょう。肉/魚は冷凍がきくので、実は日持ちがする食材です。野菜はねぎ、玉ねぎ、ジャガイモ、あたりは日持ちがしますね。あとは、缶詰はいくつか常備しておくと安心です。悪くなりやすいものを買ったら、早めに使い切ってしまいしょう。

冷凍庫を活用

冷凍庫、うまく使えば、かなり食物の保管ができるようになります。まず、肉/魚は買ってきたら、その日に使うものを除き、すぐに冷凍します。こうすると、1週間以上持ちます。解凍は自然解凍でもいいのですが、電子レンジの解凍機能を使うと生のまま解凍できます。

また、まとめて作り、1食分ずつ冷凍する、ということもあるでしょう。特に、カレーとか、シチューとかまとめて作ると一時に一人で食べきるのは至難の業なので、冷凍してしまうと楽ですね。その他、野菜炒めとか焼き魚のような料理でも冷凍がきくので、おおめに作って冷凍してしまいましょう。

野菜はあまり冷凍しないです。まあ、冷蔵のままでもそれなりに長持ちするものが多いので。野菜を冷凍したい場合は、生でするより、調理してしまったほうがいいでしょう。

あまりもので作る技術を

最後はあまりもので適当に料理を作る技術を身に付けましょう。特に、週末近くなると、冷蔵庫の中はいくつかの食材があまってくるはずです。そういったものを適宜組み合わせて料理を作ってみます。適当に炒めてみる、焼うどんやパスタの具にしてみる、あまった料理を少しアレンジしてみる(カレーが余った時のカレーうどん)といったことがあげられます。このように、あまりもので料理ができると、廃棄してしまう食材は減るはずです。

それでも多少は仕方がない

どんなに、努力してもどうしても食材/料理を廃棄してしまうことがあるでしょう。例えば、食材を買ったら、翌週予想外に忙しくて自炊できなかった、急に食事することになった、もらいものがあった、等々。多少は仕方ないかな~、と思います。レストラン、コンビニとかでも、ある程度(もしかしたら大量に)は廃棄していることですし、多少は仕方がない、と思います。

まとめ

自炊をしている人であれば食材の廃棄について色々と工夫する必要があります。買い物から、調理、保管までの各プロセスそれぞれに工夫を凝らし、廃棄するものを減らすようにしましょう。

 

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