「あいつは変わった」と思った場合、その背景を考えてみよう

「あいつは変わった」ということありますよね。ただ、変わった方としては、その必然性があるので変わっているということあります。なので、その辺りのことを解きほぐすともう少し見えてくるものもあるかもしれません。

まず、一番、人が変わるのは、立場が変わったから。例えば、今まで取締役だったのが社長になった、とか、子供を産んで母になった、とか、会社を退職して無職になった、とか、そういうことが多いです。立場が変われば、役割や責任が変わってきます。そうすると自ずと、受け止め方が変わってしまう、ということがあります。当然、自分との関係性も変わってきます。

あとは、その人との関係性を変えたい場合、ということもあります。長く付き合っていて、今までは我慢してたりとか、取り繕っていたりしたのを、やめたー、という時もあります。

ですが、周囲の人としては、いきなり考えや行動が変わられると困ってしまいます。今までと同じように行動していたら、文句を言われたり、怒られたり、自分としては意図しない悪い方向での反応が来るとびっくりしてしまいますよね。

こういうときにどう対応するか、ですが、相手が変わった理由、ということを推論する、ことが大切です。立場が変わる、というのは非常にわかりやすく、それが原因かどうか、というのは考えればわかると思う。たてた仮説を検証して、直接聞けるなら聞いてしまうし、そうでなくとも相手のことを慮って、それに応じて自分の考えや行動を変えていく、ということが大切です。

あと、変わる方もしたほうがいいことがあります。それは、きちんと周りの人、特に自分から近い人にはちゃんと説明する。自分はこういう立場だから、こういうふうに発言したり、行動したりすることになるが、そこは受け入れてくれ、とかね。

人が変わる、ということは、実はそこに必然性が内在する場合があります。その必然性をきちんと把握し、対応することが人間関係を滑らかにするコツです。

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