自己評価が低い人の持つ落とし穴

自己評価がやたら高い人、ちょっとやですよね。日本人にとって、謙虚さは美徳とされているので、あまり自分を前に出さない人は評価される傾向にあります。ただ、それが、自己評価の低さに繋がってしまうこともままあります。ここでは、自己評価が低いことによりもたらされること、考えてみました。

それは、予言の自己成就ということです。これは、予言というか、未来はこうなるだろう、と予測し行動したことそのものが、未来を達成させてしまう、ということです。元々は社会学から生まれた概念ですが、それは個人について成り立つようです。

自己評価が低いとその評価に伴う自己となってしまう、ということです。一つは、意味づけです。人の行為や能力、それは、どの方向から解釈するか、誰と一緒にいるか、で変わってきます。ということは、よく評価すれば長所になり、悪く評価すれば短所になります。

例えば、考えるのに時間がかかる、ということあるとしましょう。そういう性格では、熟慮が求められるところではうまくいきますが、即断即決だとうまくいかない、というケースバイケースがあります。このように見方により性質の評価は変わってきます。

自己評価が低いと自分の行為、能力、特質を悪い方へ、悪い方へ、捉えてしまいます。そうなると、そのことが長所ではなく短所として認識され、それが回数を重ねると、その思いが強化されてしまう、ということです。

もう一つ。人に対する言動が自分の評価により作られてしまい、それが自分の思い込みを強化する、ということありませんか。例えば、自分がつまらない人間だ、と思ったら、自分の持っている趣味や思いもつまらないものだ、、と思い込んでしまうこと、あるでしょう。そうすると、人と会話している時に、何も話せない、もしくは、当たり障りのない話をしてしまう、ということです。ですが、ここで気をつけたいことは、当たり障りのない会話からは当たり障りのない関係しかできない、ということです。そうすると、友達や恋人としては、関係が一向に深まらないので、結構辛い状況になったりします。

ということで、自己評価が低いこと気をつけてみます。とはいえ、じゃあ、高ければ高い方がいい、とは限らないので、その辺はきちんとバランスは取りたい。ですが、自己評価が低い人は少しくらい自己評価を高めてもいいのでは。その方が、きっと、人生や人間関係はうまくいきますよ。

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