会計事務所版 高名の木登り

高名の木登り、という話ご損ですか?これは徒然草にある一話ですが、これの会計事務所版について考えてみました。

高名の木登り、こんな感じで始まります。木登りの名人が弟子を木登りをするのを見ていました。弟子が難所に差し掛かるときは何も言わず、弟子が簡単なところに差し掛かると「危ないから気をつけろ」と声をかけた話です。つまり、難所だと気をつけるけど、簡単なところだと気を抜いて怪我をすることもある、だから気をつけろ、ということです。そう、意外と落とし穴は難しいところより簡単なところにあるのです。

これを会計事務所風に味付けすると、こんな感じです。まず、難しい論点にぶつかった場合。それを自覚していれば、書籍を読んだり、国税庁のHPをみたり、何度も計算チェックをしたり、別の人にも意見を聞いたり、チェックしたりします。つまり、難しい場合は、かなりの労力を投入してチェックするから割とミスは少ないのです。

で一方、簡単な論点。簡単なので、割と気を抜いて、きちんと対応していない、、なんて、ことになります。サラッとしか規定を確認せず、まあ、大丈夫だろう、と思ってしまう。でも、その段になってよく見ると、実は、落とし穴が空いていて、ズボッと、落ちてしまう。一回、落ちると結構大変。落ちる前に気づくと楽なのに、、というのが、会計事務所業務の辛いところではあります。

一番、痛い目を見やすいのが、消費税の届出関係。あの、かみっぺら1枚で、結構、消費税の金額が変わってしまうのが怖いところ。一旦、届出を出してしまうと、なかなか、撤回できない、、のも、こわい。あと、届出を出す、というのは、更正が効かない、のも怖いのです。

ということで、会計事務所版高名の木登りはいかがだったでしょうか?簡単なところほど気を抜いてはならない、、というのは、結局、どんな仕事でも共通しているのではないでしょうか。

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