コミュニケーション能力がない、と言われている人がいます。そういう場合、具体的に引っ掛かるところを明確にすることが必要です。今回はそんなことをば。
苦手なシチュエーションを明確にする、ということが必要です。コミュニケーション能力がない、というと全ての面においてないように思えてしまいます。実は、得意なシチュエーションと苦手なシチュエーション、ということがあるはずです。
これは、ぼくが昔行きつけだった、ネパール料理屋の奥さんに、「ぼくってコミュケーション能力がないんですよ」と愚痴ったら、「ここではコミュニケーションできてるじゃん」。その時は、その人が言っていることが理解できなかったのですが、後から考えるに、その場でのコミュニケーションは問題なく取れているので気にしなくていいよ、ということだったと解しています。
例えば、プライベートではできるけど仕事でのコミュニケーションは苦手、とか、同性の友達とは問題がないけど、異性の人とは厳しい、とか、5時から男で宴席だけはコミュニケーションが流暢になる、ということもあります。あとは、この人苦手、というのもあるし、実は相手型の方がコミュニケーションを取ることが不得手だった、ということもあります。あとは、メールならいいけど、電話は苦手、というツールでよる得手不得手もあります。
大切なことは、どういうシチュエーションでコミュニケーションを取りにくくなるか、ということをきちんと把握しておくこと、でしょう。それにより、取るべき対策が明確になります。また、コミュニケーション能力がない、と言われると全てを否定された気になってしまいますが、できるところ、できないところを明確にできれば、それほどは落ち込まない、という精神衛生上も望ましいのです。