商売も、人生も、先に損をすることから始まる

まず、人は、ぼくも含めて、自分から得をしたい、とか、あまり損をしたくない、と思うものです。ですが、それはかえって自分の人生や商売を狭めてしまいます。今回はそんなことをば。

自分から得をしよう、ということは、相手に損をさせてしまう、ということになります。相手で、当然、損をしたくないわけで、提案を受け入れられず拒否してしまう、ということになります。仮にそれが、win-winな提案だったとしても、初対面だったりして、関係性ができていないと、拒否されてしまうことも結構多かったりします。なので、自分から得をしよう、として動くと大体うまくいきません。

顕著なのは、やっぱり、営業で、押し売りもテレアポもなかなかうまくいかない、ということはそういうメカニズムが働いているようです。まあ、数打てば当たる世界ですが、やっぱり、成功確率は低いのかなぁ、とも。

なので、まずは自分から差し出す。それも、できれば見返りをあまり期待しないで。そうすることにより、相手との信頼関係ができる、ということと、相手にとっては好意を一方的に貰ってばかりになると、お返しをしないとなあ、という気分ができますよね。そうすると、相手からも発注があったり、好意をかけてもらったりします。

つまり、Give & Takeのようにしてあげた当事者から何かを期待するのではなく、Giveを続けることにより思ってもいないところからReturnがくる、ということを期待するわけです。もちろん、お給料や報酬のようにGive&Takeで返してもらうものもないと生活はできないのですが、生活ができているということであれば、Giveだけをする、というのもいいかも。まあ、この場合は、投資と考えると割とうまくいくかも。

まあ、こういった活動の例としては、無料相談もそうですし、コミュニティ活動を熱心にする、なんかもそうですし、自宅に招いて料理を振る舞う、お近づきになりたい人の客になる、というのも考えられます。コツは、負担が大きすぎず、自分が好きなことでやるといいでしょう。

まあ、最初は損をする、ということは割と商売や人生、特に人間関係を築く上でとても大切です。できる範囲から人に対して積極的にGiveをしていきたいものです。情けは人の為ならず、ということです。

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