なにかの評価をするにあたっては、その目的を明確にしましょう


評価する、という行為、経済的にも私的にも非常に多いです。この場合に注意したいことは、「評価をなんのために行うのか。」ということを明確にしておいたほうがいい、というのがここでのお話です。

ある事柄、ある事項に対して評価をする方法というのは、様々なものがあります。これは、評価する目的や背景によって、方法が変わってくる、ということがあるからです。評価方法を変えれば、それぞれ評価の結果というのが変わってきます。

具体的な事例としては土地の評価について。この場合の評価というのは、土地の金額を決めるということです。まず、企業会計上、土地を計上するにあたっては、原則として取得原価、つまり、買った時の価格により評価します。法人税法も右に同じです。相続税を計算する相続税評価額というのがあって、これは、路線価方式や倍率方式で評価します。固定資産税の金額を決めるためには、固定資産税評価額を利用することになります。取引価格は売り手と買い手の交渉により決まりますが、この時に参考になるのが、不動産鑑定士による鑑定評価額でしょう。このように土地の評価についても、様々な評価方式があって、それによって算出される値が異なることになります。

これは、会計や税務やビジネスの様に数値化されることだけではなく、人の評価、なんかも同じことが起こると思います。一言でいい人といっても、それが、友達としてなのか、恋人としてなのか、部下としてなのか、伴侶してなのか、どういうふうにその人を定義するかによっていい人の内容や尺度が変わってきます。

ここで気を付けたいのが、評価の目的や尺度を明確にしないまま、話をしてしまうこと。そうすると、同じ事柄について、議論しているつもりでも実は議論がかみ合わないことになります。これはヒトの評価なんかで、Aさんの友達であるBさんと、上司であるCさんがいて、BさんとCさんがAさんについて話をした場合、Bさんが友達としてAさんを評価し、Cさんは部下としてAさんを評価した、、となると、同じAさんのことを話していても、話がかみ合わなくなるということがあったりもするでしょう。

なので、なにかについて評価するという場合には、その目的により評価方法が異なります。評価方法が異なれば、そこから得られる結果も異なるでしょう。その際に、評価の目的や方法を明確にせず、なんとなく同じことについて議論しても議論はかみ合わないので、そこは注意が必要ということでしょうか。

 

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