平均や業界動向を気にするのは横並び意識だけではない

結構、最近、自分自身は同業他社の動向や平均的な動き、ということを気にしたりしています。ですが、これは必ずしも横並び意識だけではない、ということがあります。これについて、少し考えてみます。

平均や同業他社の動向、というのは、一つの基準ということになります。

基準というのは、割と平均を下回ってはまずい、という面があります。例えば、給料。同じような仕事をし、同じような能力を求めているにもかかわらず、自分が属している業界より下回っている、ということはなかなか認められにくい。短期的には大丈夫だったとしても、長期的には人が流出してしまう、ということがあります。

とはいえ、平均から下回ることばかり恐れ、そこにとにかく合わせよう、としがちです。それこそが、まさに横並びで業界と同じことをしていれば、結局、没個性になってしまい、集団に埋没してしまいます。

では、どうするか、というと、理念、ビジョンや戦略を持って、領域ごとにこれは平均を上回る、とか、平均並にする、とか、平均を下回ってもいい、というように違いを明確につけていくこと。要はメリハリをつけて、企業活動を行っていく、ということです。

特に、平均でいい部分については、まさに平均とか業界動向に合わせておけば大丈夫、となり、そこは割と悩むことなく水準を調整できることなります。

ということで、平均、業界動向を把握し、それを基準に自社の行動を律していく、ということがあります。特に、マイナス要因については、業界並みにとどめておく、ということも同じく必要でしょう。

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