人は「自由」と「つながり」を求めるという矛盾した性質を持っている

時として、人は自由でありたい、なににも束縛されたくない、と思うことがあります。他方、一人だと寂しい、人間とはそんな矛盾した存在ですが、そんなことをつらつらと書いてみます。

やはり、人は自由でいたい、という気持ちはあります。誰にも自分の行動やあり方を干渉されたくない、なるべくは自分の意図に沿った行動をしたい。集団でいる、と、結局、集団に合わせないといけません。ぐいぐいと集団を引っ張れるひとであれば、それでもいいのかもしれない。ただ、自分自身はあまりそういうことは好きではないので、集団に参加することはあっても、べったりとそこに貼りつくのはあまり好きではなく、可能であれば一人で自由にすごしたい、というところがあります。

とはいえ、人間は社会的につながりを求める生物でもあり、ずっと、一人でいるのもやっぱりしんどい。なので、集団や組織というのものにも属して「つながり」を確保する、ということも必要でしょう。ようは、一人でもたらす自由、と、集団がもたらすつながり、そのバランスをどうとるか、というのが、ある意味人生の課題なんだろうなと。もちろん、人によりバランスのとり方が異なるのですが、自分は自由を好むのでそちらに重心がかかるのかなと。

先日、古本屋さんで蛭子さんが書いた本を読みながらつらつらとそんなことを考えていました。蛭子さんはうまくその辺のバランスがとられている方なんだな、と思った次第です。この本にある、蛭子さんの生き方には密かに共感を得ていました。

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