「空気を読まない」が「傍若無人」とならないよう注意しよう

先日、「世界一空気を読まない男を目指す」という文章をしたためました。それについて、今回は少し補足をしますね。

空気を読まない、というと、「周囲の人に全く気を遣わない。」というのとは、違います。空気を読まない、というのは、周りの人の考えや状況を考慮に入れて、そのうえで、空気に流されないことによる利益、と合わせることにより得られる利益を比較考量して自分の行動を決める、ということがポイントです。

もちろん、はたから見れば、時として傍若無人と思われることもあるかもしれません。空気には逆らうので、時にはそう見えてしまうこともあるでしょう。ですが、自分の心の使い方は周りのこともきちんと考えて、行動を決めている、ということになります。

もう少し、違いを別の観点から考えてみましょう。自分の心の中にある反対理由が明確な形や考えになっている場合、例えば、このようなことをしたら相手を傷つけてしまう、といったようなことがあれば、それはすべきではないし、空気に流されているわけではないでしょう。逆に、漠然とこんなことでは嫌われるのでは、とか、バカにされるのではないか、ということがブレーキだとそれは空気に流されている可能性が高いです。

後は、ベクトルが自分に向かっているか、外に向かっているか。ベクトルが自分に向かっている場合は、空気に流されてしまっていることが多いのでしょう。

空気を読まない、と、傍若無人、似て非なる概念、と言えるでしょう。その判別には心を砕きつつも、あえて空気を読まない、ということも時には必要ではないでしょうか。

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