体重計から学ぶ、見たくない現実を見続けることの大切さ

よく、「ダイエットをしたい人は体重計に毎日乗り続けるといい。」と言われます。これは、一つの真実であるので、意外と難しい。なぜ、有効で、かつ、難しいのか。それは、「見たくない現実を見続けること」に通じるのでそんなことをば。

体重計に毎日乗る、とても簡単なことのように感じます。ですが、結構、できなかったりします。なぜか、というと、減らない体重、時として増えた体重をみるのは辛いから。それが、ストレスになるのですね。そうすると、「まあ、今日はいいや。」となり、それが積みあがって結局乗らずじまいになってしまう。

乗らずじまいになってしまうと、体重は減りませんというか増える。減らない、増える、というのはなにかしらの原因があるはずです。それを認めるのが辛くて目をそらしてしまったので、結果が見えなくなっただけで、原因は残っている。であれば、それがもたらす結果はそりゃそうだろうよ。

逆に見続けるとどうか。やっぱり、目に見える形になると、当然、神経に響き辛いです。でも、そこを見続けると、負のモチベーションが湧いてきて、なんとかしよう、と思うようになります。それにより体重を減らすことを色々考え実行に移すので結果として体重は減りやすくなります。

このことをもう少し抽象化すると何が言えるか。それは、「見たくない現実を見続ける以外に現実を変える方法はない」となります。つまり、見たくない現実にふたをしてしまうとそれはいつまでたっても残り続けます。逆に、見たくない現実を見続けると、それはとてもつらいことですが、なんとかしよう、というモチベーションが生れ、それに対して対策を立てます。すぐに手が打てなくても、状況が変われば打てるようになるし、なにか、いい対策を思いつくかもしれませんよね。

ということで、乗りたくなくても体重計に乗り続ける、見たくない現実を直視する、ということは非常に有効です。が、ストレスはかかるので、それは覚悟して。

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