一人暮らしのための自炊講座(9)~ダシをとってみよう

一人暮らしのための自炊講座。今回は少し補論めきますが、自分でダシをとることの勧めです。面倒くさい、とか、難しい、とか思われています。実際にやってみると、案外と簡単にできてしまいます。

かつおぶしでダシをとる

かつおぶしでダシを取る場合、お湯を沸かして沸騰したところにかつおぶしを投入します。かつおぶしを投入したところで、軽く煮立ててからかつおぶしをとりのぞきます。丁寧にするなら布でこすのですが、私はざっくりとみそこしを使ってこしています。

このとき、煮立てたほうがうまみがでますが、その分、魚のにおいがだしじるに出てしまうこともあります。使う料理によって、どこまで煮たててみるか、調整することが必要です。カレーうどんや味噌汁のように香りがつよいものと合わせるときは多少煮立てても大丈夫かと思います。なお、分量はおわん3~4杯分の水に対してかつおぶし一掴み程度にしています。

かつおぶしのだしは味噌汁に使うことが多いです。朝の時間のないときにぱぱっとダシがとれるかつおぶしは重宝します。また、和風の煮物やそばつゆを作るときにも使います。その時には昆布と合わせるこもあります。

昆布でダシをとる

昆布でダシをとるばあいは、水に昆布を入れて火にかけて沸騰する前に取り出すようにします。沸騰してから昆布を煮続けると、ダシに昆布のにおいが移ってしまい、あまりおいしくなくなってしまいます。分量はおわん3杯~4杯分の水に対して1 0cm程度の昆布を入れいています。

昆布だけだと、少しダシの味が弱いように感じます。そのため、昆布だしを使うときはかつおぶしと合わせる、精進料理の場合は干しシイタケと合わせる、肉系の煮物に使う、湯豆腐のようにあっさりとしたものに使う、ようにしています。

煮干しでだしをとる

ちょいと面倒臭いのですが、煮干しでだしをとることもあります。煮干しの場合は、頭とはらわたの部分をとりのぞきます。そこから、一晩くらい水にひたしてから、軽く煮ます。煮る時間はだいたい10分くらい。それが終わったら、煮干しをとりのぞきます。分量はおわん3~4杯の水に対して10匹くらいでしょうか。

煮干しのだしは、味噌汁に使います。それ以外では、あまり使ったことがありません。。でも、煮干しのダシで作ったお味噌汁はかつおぶしとはまた違った風味でおいしいですよ。

まとめ

たまには自分でだしをとってみるのもおもしろいものです。思うより簡単でおいしいダシがとれます。もちろん、丁寧にだしを取るのであれば、料理の本を見ながらのほうがいいのですが、上に書いたように適当にとってもそれなりにおいしいものができますので、お試しください。

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