このコロナ騒動から感じたこと155〜こんな時にオリンピックなんて、、

この文章は、令和3年5月16日に書いています。現在、緊急事態宣言が9都道府県、まん延防止等重点措置が10県とGW明けから感染拡大が止まらず、早く収まってほしいものです。

さて、そんな中、議論がなされているのがオリンピック。まさか、こんなことになるなら、招致しなかったのに、、と内心思いつつ、招致した時にはこういう状況は到底予測できるものではないので、仕方がない面はありますが。

オリンピック、これも煎じ詰めれば、コロナ対策をとるか、経済をとるか、というところに来ます。オリンピックを開催すれば、国境、県境を超えて人流が動くので、当然に感染は拡大する。ただ、オリンピックを開催すれば経済効果も見込めるし、やらないとなると違約金という話もあるので、そうだとするとやったほうがいいのでは、という考えがあるのも事実。

国民全体としてどういう意向があるのか、、というと、先般、読売新聞で行った世論調査によると、59%の人がオリンピックに反対、39%の人は賛成のようです。これ、どう思いますか?ぼくはこれをみて、思っていたより賛成している人が多いな、と思いました。メディアの報道だけをみると、8割〜9割くらいの人が反対してそうですが、そういうわけでもなさそう。

さらに、思ったのは、政治家は意外と国民のことを理解している、ということです。一つ目は、この実際の賛同者の状況を掴めている、ということ。それともう一つ、日本人の国民性は、過去を水に流すということがあり、いざオリンピックが開催され、それなりに盛り上がれば、5月に反対したことはすっかり忘れてしまい、開催したことを翔さんするだろうな、、という予測があると思います。もし、日本人が、オリンピックが盛り上がったとしても、「あの時、俺は反対したのに、強行しやがって」と根に持ち、それを選挙の投票に反映させる人種であれば、政治家はもっと早く五輪中止に動いていることでしょう。

実際、オリンピックが開催されるか中止になるかは予断を許さないところでしょう。その時、ふたつポイントがあって、一つ目は新規感染者数。これが5月末までに収まらないとなると、中止にふれる可能性は高いです。もう一つはワクチン接種。これが、効を奏せば感染者数が抑えられるので、オリンピックまでどこまで接種が進むかということです。

自分自身は、どうか、というと、どちらかというと中止したほうが、と考えています。経済活動、と言っても、感染拡大すれば経済活動は制約されるので、コロナ対策に重きをおいたほうがいいのでは、ということでしょう。個人的には、オリンピックにあまり価値を感じないというのもあります。ただ、オリンピックがどうなるか、じぶんにとってコントロールできることではないので、開催されたとしても、されないとしても、自分と周辺の人々の安全をどう守るのか、とに焦点をあてて生活や仕事に向き合います。

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