このコロナ騒動で感じたこと88~政策的な対応は難しい、、

この文章は令和2年8月6日に書いています。やっぱり、感染症の拡大は止まりません。時期は、お盆、帰省するか、それとも、やめるか、判断に迷う時期は続きます。

このコロナの時期、有効な政策を立てるのが困難に感じます。これについては、いくつかの要因があるので、それを考察します。

まず、初めてであること。ここまで、全世界的にそれも容易に蔓延する疫病は今の世の中になってからは初めてでしょう。確かに、地域的に散発的に発生した疫病はありますが、ここまではなかった。多分、100年くらい前のスペイン風邪の時くらいですかね。初めてのことの対処、というのは、やっぱり難しいものです。

次は、感染拡大の速度が速い。感染速度が速いと手を打つのが遅れてしまう。7月の感染拡大は、「夜の街に限定されている」ということで、手を打たないでいたらいつの間にか感染拡大していました。今、2次会はやめる、とか、5人以上は控える、とか、2時間以内で抑えるとか、色々と手は打っていますが、感染の中心地が家庭内に移り若干手遅れ感がある。

それと、長い期間続く。この病気、1月くらいに報道されるようになり、2月くらいに日本でもぽつぽつ感染するようになりました。それから、感染拡大、緊急事態宣言による収束、経済活動再開に伴う感染再拡大と、結構、長い期間にわたって続いています。災害にように一回、どん、と起こってしまい、そこから復興、というわけにいかず、疫病が発生している中、経済的な復興もしていかないといけないので、これは結構大変です。

さらに、批判的な国民感情。今だと、国民も不安というか、攻撃的になっている、というか、どんな政策を打ち出しても批判的にとらえてしまいます。メディアはその感情にのって報道を作るので批判感情が増幅してしまう、という状況です。わかりやすいのが、Go To トラベルでやろうとすると、「感染をばらまくのか」、やめると、「Go To を見込んでいたのに、、」という形でどちらに政策が転んでもたたかれてしまう、というのは、やっている方としては辛い面があるのでしょう。

ということで、なかなか、このコロナ禍の中で政策を立案し遂行する、というのは結構難しいことです。もう少し、政策担当者に対して優しい目で見てもいいかもしれませんね。

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