このコロナ騒動から感じたこと163〜ワクチンをめぐる分断

この文章は令和3年8月1日に書いています。オリンピックはほどほどに盛り上がり、それとともに、新型コロナの方も激しく盛り上がっています。コロナの対抗策として、ワクチンがあるのですが、それに伴い厄介な問題が生じてきます。

ワクチン、接種を希望する人と、希望しない人での分断が起こりうる状況になっています。日本だと、まだ、希望者にすら接種が終わっていない状況なので、それほど大きな問題にはなっていないようです。とはいえ、医療関係者の間だとそういったこともあるようですし、アメリカでは接種が進んでいることもあって問題は顕在化しているようです。

まず、ワクチンを打たない人の言い分から。ワクチンは開発されてから一年しか経っておらず、接種後、どういう影響があるかわからず、不安、ということです。中には、「〇〇という副反応がある」という主張をするひともあります。それに、ワクチンを打つ、打たないは本人の自由であり他者から強制されることではないと。こういう方々は政府に対する信用はあまり無いケースが多いです。

打つ方の言い分としては、副反応は確かにあるし不確実性はあるが、コロナにかかった方が、体に対する影響が大きい。コロナの感染力を考えると、できる限り早めに打ちたい。ということでしょう。また、ワクチンが打っていない人の間でコロナが流行し、行動に制約が出てくると、「なんで、あいつらのために俺たちまで我慢しなくてはならないのか」という攻撃的な感情を抱くひとも出てくるかと思います。

最近、アメリカにおいては、ワクチンの効果が認められること、デルタ株が猛威を奮っていること、特にワクチンを打っていない人の間で影響が深刻なこと(ワクチンを打っていてもそれで全てがOKというわけでは無いようですが)もあり、ワクチン接種を強制する方向で政府や社会が流れています。

個人的には、ある意味、自己責任の領域かな、、とは思います。つまり、ワクチンを接種せずかかってもそれは自分のした行為の結果であり、仕方がない。もちろん、逆にワクチンを接種した人の間で深刻な副反応(今、影響が明らかで無いものの含む)があってもそれもそれで仕方がない。とはいえ、ワクチンをしていない人がコロナにかかり重篤な症状に陥っても「あんたはワクチンを接種していないから治療しない」とはいえない面があります。とすれば、ワクチンを打った人に対しては、ある程度の優遇を与えてもいいのかな、、とは考えています(ワクチン接種控除、みたいな)。

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