このコロナ騒動から感じたこと151〜波ができるメカニズムとその対策

この文章は令和3年4月17日に書いています。第4波到来か、というくらいに感染者数が増えています。特に、ひどいのが大阪、連日、感染者数は1000人を超え、緊急事態宣言が出るか、という勢いです。東京も増えているし、足元長野県も長野市から始まり、伊那、茅野とクラスターが発生しています。

この波ができるメカニズム、非常にシンプルです。まず、波がおさまった時、というのは、人々もそれほど警戒しないし、行動も抑制しません。政策としても経済を活性化させる方向に動きます。そうすると、感染者、というのは、ふーっと増えていきます。これが、波が高くなるときの状況です。

高まっていくと、波を下げる圧力が高くなります。まずは、医療現場が回らなくなり、医療崩壊、という状況が出てきます。人々としても、新規感染者が増えることにより、行動の抑制をしたり、それを周囲や政治に求めたりします。政治としても、そういった動きを放置することはできず、緊急事態宣言やまん防を行い、感染者を抑制する方向に動きます。

波ができてしまうのは、政府の意思決定構造や権力体制が弱い、ということもあるのでしょう。周囲の圧力団体や世論に忖度し政策が一貫しない、ということも原因もあるでしょう。政治家のリーダーシップがある意味問われる局面かなー、と感じたりします。

この波があると困るのは医療機関、飲食店、観光、といったコロナが直接影響する産業です。医療機関では、波が高くなると、途端に負担が大きくなります。他方で、飲食、観光も波が大きくなると、途端に売上が落ちます。波が引くと一息つけるのですが、安定しないので、非常に苦しい状態になります。

この波、個人レベルで、どう対応するか。これは、波に影響されないようにビジネス、プライベートを作っていく、ということかなと。幸いなことに、会計事務所というビジネスはどちらかというと波に影響されにくいビジネスです。運がいい、としかいいようがないのですが。飲食とか直撃するところでは、デリバリーとかに活路を見出すか、場合によっては畳む、というのもあるかも。プライベートでは、少人数での集まり、オンライン、屋外での活動などなど感染リスクが低い活動をしていくことでしょう。

ということで、波とその対処を考えてみました。この波のアップダウン、もうしばらく続くので、それへの中長期的な対応をできるよう留意する必要があります。

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