このコロナ騒動を感じたこと57~将来のために政策批判的なことを書いてみます

この文章は令和2年5月27日に書いています。5月25日にようやく、緊急宣言が全国的に解除されました。このタイミング、早いという人もいるし、遅いという人もいます。自分はほっとしつつも、まだまだ、気を抜けない今日この頃です。

さて、このコロナ禍の折、政府からの支援策は色々と打ち出されています。今まで発生してことがない疫病の中、様々な政策を打つ政策担当者、及び、その前線で手続きを行う、各種担当者の方は本当に苦労されているし、頭が下がります。

と言いながら、ここではそのような支援策を批判的に検討してみます。これは、今の関係者を弾圧するではなく、今後、第2波、第3波が来た時、もしくは、別のパンデミックが来た時に役に立てるよう、現在の状況を残してみます。

まず、制度がとにかく多すぎる。時間の流れとともに、様々な支援策が雨後の筍のようにでてきます。主だったものでも、融資、保証、雇用助成、各種補助金(持続化給付、協力金等々)、納税/社会保険、一律10万円給付と多岐にわたります。それも、時間の経過とともに新しい制度が発出されるので、実際どんな制度があるか、きちんとキャッチアップするのは結構大変かも。

さらに、手続が結構、面倒、、、。上述した手続について、申請方法が結構まちまちです。なので、申請する対策に応じてそれぞれに手続をしないといけません。手続きによっては、オンラインしか受け付けていなく、オンラインに不慣れな人は困っていたり、また、オンライン申請だとシステムトラブルで申請が受理されなかったりというトラブルもあるようです。

特に、納税/社会保険の猶予がわりに面倒。持続化給付金等は売上だけを持って判断するので、まだ、やりやすい面があります。ただし、納税/社会保険は売上だけでなく、費用や支出面も加味する必要があります。申請書上は月次決算を組まないと数字が作れないので、年一回決算の人はどうするのだろう、、というのが率直な感想です。ここまでやって、「猶予」にしかならないのであれば、ちょっと躊躇しますね。

あとはなりもの入りででてきた、マスク配布。けっきょく、政策決定から実施までに1か月以上のタイムラグ(うちには5月27日朝現在、届いてはいません)があり、その間にマスクの供給はだいぶ浸透してきたので、あまり有効ではなかったのでは、と思います。もうすこし迅速に地域を絞って、ということであればいいかもしれません。ただ、全国一律、マスク各世帯2枚、というのはちょっと工夫が足りないのでは、、と感じてしまいました。政策として検討される順序も微妙で、持続化給付金等各種資金援助より先にマスク配布がでてきました。これもなんだか不要不急なところから政策を進める、という思わざるをえません。

あとは、3月の休校措置。これも、戦略的というより突発的な印象を禁じえません。休校そのものが悪いというわけではなく(緊急事態宣言の一環としての休校はありだと思う)、大人社会になにも指令がでていないのに、子供のほうだけ休校になったところにバランス感の悪さを感じます。つまり、子だけ休みで親は休みじゃないので、親が子の面倒が見れないわけですね。あと、休校措置を解除した時(3月下旬)で、あたかも国民全体にコロナは終わった、という誤ったメッセージが伝わってしまい、その後の感染拡大を招いた一因とも考えられます。

やっぱり、支援制度は全体的な枠組みのもと、秩序的にバランス感をもってデザインされるほうが望ましい。また、国民としては、手続きは簡素かつスピーディーになされるとありがたいです。

大切なことは、今回の件で誰かを責めることや弾劾するのではなく、今回の件をきちんと振り返り、今後の制度設計の一助とすることなのかな、、と思います。なので、今回の政策について、私のほうでも少し意見を述べさせていただきました。

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