このコロナ騒動で感じたこと㉜~コロナで問題がどんどん顕在化している

この文章は令和2年4月18日に書いています。全国に緊急事態宣言がでました。ですが、感染は止まらず、4月17日についに東京の1日に発覚した感染者が200人を超えました。ちなみに、今のところ唯一岩手県だけが公式の感染者の発見はなされていません。

コロナ騒動、それそのものももちろんですが、これに伴い、今までも問題の根としては存在していてなんとなくやりすごせたことも、どんどん顕在化していると思います。

このコロナ禍で被害が大きくなるところは、なにがしか問題があるところ、とも考えられます。まず、お亡くなりなるのは、高齢者、基礎疾患保有者等、もともと、健康に問題がある方が多いです。あと、金銭的にも、ある程度、蓄えがあればそれでしのげますが、もともと、自転車操業のところはあっという間に火の車になっています。あと、家庭関係に問題があるところは、家族で顔を合わせることが増えたことに伴いDVという形で問題が深刻化している、とも言えます。

あとは、東京一極集中。もともと、東京には人口の過密が発生し、それが、住宅問題、満員電車、等の問題として現れてきました。と同時に、東京がブラックホールのように地方から人を吸い込んでしまう、ということもあります。追い打ちをかけるように今回のコロナ禍。東京でこれだけ蔓延してしまうのも、人口の過密というところに一つの要因があるのでは、と考えられます。

労働における価値観もそう。特に日本人は働くことを絶対ととらえる傾向があって、多少体調が悪くても無理して働きがちです。それが、美徳して捉えられてきました。ただ、この価値観がコロナが広がる一因となっています。つまり、症状が出ているにもかかわらず、つい、出社して仕事をしてしまう。それにより、職場で濃厚接触者が発生し、感染を拡大させてしまう、となります。体調が悪い時は、休めるような仕組みであり、価値観が必要かな、、と思います。

あとは、経済や社会の在り方。コロナ騒動が始まる前は、経済活動と環境のバランスが議論されていました。つまり、経済活動が活発になるとその分、化石燃料の消費が増えたり、排気ガス等の排出が増えたりして、気候変動や大気汚染につながってしまう、ということが問題になってしまいました。ここで、コロナ禍で経済が止まる、すると、化石燃料の消費や大気汚染が減りました。特に大気汚染に対する効果は大きく、中国やインドにおける空気が綺麗になって青空や山がきれいに見える、ということもあるようです。

いずれにしろ、コロナが社会経済に与える影響は非常に大きいです。そして、ここで浮き彫りになった問題点、コロナが収まったとしても、影響を与えるでしょうし、それを解決していく必要があると思います。うまく、解決できれば、よりよい社会、経済の発展につながるのでは、と思います。

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