このコロナ騒動で感じたこと㉙~このウイルスの怖さ

この文章は令和2年4月13日に書いています。やっぱり、コロナウイルス感染拡大は止まりません。石を池に投げ込んだ時にできる波紋のように周囲に広がってきます。

今回は、このウイルスの怖さを少し分析してみます。まずは病気の性質として3点ほど。

1点目は死に直結することでしょうか。重症化すると、あっという間に死んでしまうようです。確かに死ぬのは発症者の2%ほど、といっても、後述するように感染力が高く、発症者が非常に多くなるので、それにつれ、死者数も多くなります。

2点目は、感染力の高さです。発症初期の症状は、のどの痛み、発熱、咳、これ、風邪と同じですよね。今までであれば、このような状態では普通に活動しています。もしくは感染しても症状が出ない場合もある。でも、この状態でも、飛沫感染等で別の人にうつしてしまうことが往々にしてあります。

3点目は主だった治療法がないこと。ワクチン、治療薬等はないので、結局、対症療法になります。あとは、自分の免疫力で病気に対峙していくしかない、というのは結構不安を感じられます。

それと、社会的な要因から次の3点があります。

1つは、医療キャパシティ。次々と感染者が増加し、それに伴い、重症者も増加していきます。そうすると、それを抱える受け皿がなくなる、ということがあります。すると、適切に治療をうければ助かったはずの人も助からなくなってしまいます。また、他の病気にかかっても、医師をはじめとする医療スタッフがコロナにかかりきりになったり、病室がコロナ患者に占拠されたりすると、その人たちが適切な医療を受けることが困難になってしまいます。さらに、院内感染があるとますます医療のキャパシティが減ってしまいます。

2点目は、経済に対する影響。この病気は人と人が接点となり感染する病気です。とすれば、予防法は人との接点を断つ、ということになります。ですが、逆に経済は人と人が接することにより活発になります。特に飲食店、観光業、イベント、マッサージ店、キャバクラ等等人と接することが必然となるような産業は大打撃を受けてしまいます。

3つ目は、インフラへの影響。人と人が接さないようにする、といっても、それを止めると国民生活に大きな支障をきたす、という産業もあります。電気ガス水道、金融、物流、小売り(食品や身の回り品)等々。こういう産業の場合において、感染者や発症者が出た場合、その周りにいる人も濃厚接触者となり、隔離されてしまいます。そうなると、インフラを回す人がいなくなる可能性があり、国民生活に大きな打撃を与えます。

今回は、この病気の怖さ、を考えてみました。一説によると、暖かくなるとこの病気は落ち着くのでは、、、と言われています。早くそうなり、この状況が落ち着いてくれれば、と考えています。

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