会計事務所の確定申告期の乗り切り方

例年、所得税、贈与税の確定申告の期限は3月15日頃です。今年は、コロナの影響で4月15日に延長されましたが、会計事務所としては、3月15日までにあらかた終わらそう、ということで、例年同様、2月15日〜3月15日に繁忙期になるところが多い様です。そんな、確定申告期ののりきり方など、考えてみました。

1ヶ月、というのは短い様でいて結構長いです。陸上に例えると、100m走ではなく、800m走のような感じでしょうか。なので、ペース配分に気をつけつつ、期日に間に合わせる必要があります。

まず、一つ目のポイントは、週1日は必ず休むことでしょう。土日休みを取らないと翌週の効率がグッと落ちてしまいます。土日働いた次の日は、ずーっと金曜日が続いているような感じがして、仕事の密度は薄くなってしまう。ので、少なくとも日曜日は休みたい。

休み方ですが、人それぞれだと思います。ゴロゴロしているのが快、ということであれば、ゴロゴロもいいでしょう。ですが、外に出て体を動かしたり、マッサージを受けたり、友達と話をした方が気晴らしで体力も回復する、ということであればそのほうがいいでしょう。

休むに関連して、繁忙期間中でも時には早く帰ってしまう。疲れが溜まってくるのでどこかで抜きにかかる、ということは必要でしょう。まあ、繁忙期の真ん中に差し掛かるあたりかな。終わりが見えると気は楽になるので頑張れるし、始まった頃は元気なので、やっぱり真ん中の一番疲れが溜まる時期に少し緩めて上げるといいでしょう。

この場合、大切なことは、勇気を出して早く帰ること、でしょうか。周りの人はガリガリに頑張っているので帰りにくいのですが、付き合い残業とかだと効率は一気に悪くなるので、自分のペースで働く様にすることが肝要でしょう。

それと、確定申告以外の仕事はその前後に配分して、確定申告期間中は確定申告に専念できる体制を作ることが大切です。なので、確定申告前に終わらせることは終わらせる。どうしてもその期間中にすべきことはしつつも、確定申告後に回せるものは回して時間的な辻褄を合わせる、ということでしょう。

確定申告期、なかなか大変です。ただ、体を壊さぬよう、うまく立ち回る様にしたいものです。

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