仕訳にある摘要をきちんと入力しよう!

そろそろ、確定申告が近づいてきました。まずは、帳簿の入力から、という人もいるかもですよね。その中で摘要をきちんと書きましょうね、ということです。

摘要というのは、仕訳をする際に、勘定科目や金額の隣とか下とかにある、ちょっと長めの空欄です。ここへの記入で、特段、勘定科目や数値が変わるわけではないので、手を入れない人が結構多いかと思います。

ただ、できれば、ここはきちんと書いておいた方がいいです。じゃないと、後で振り返った時に、「この仕訳、いったい何だったのだろう」と思い出すのが、結構、大変なのです。で、ゴソゴソと証拠書類を探し出さないといけないし、探し出しても、必ずしも思い出せるとは限らないということです。

それでも、個人事業主で帳簿をみるのが自分だけ、ということならまだいいです。これが、経理として人に雇われたり、会計事務所に帳簿をチェックしてもらったり、監査役や幹事がきちんとチェックしたりするような法人なり事業なりだったりするともっと大切。やっぱり、チェックを効率的に行うためには、摘要がきちんと書いてあって、大体の取引内容がざっと仕訳帳や元帳をみてわかることが必要。そうでないと、仕訳1件1件内容を聞いたり、証拠書類をみたりしてチェックがすごい大変なのですよね。

あと、消費税の課税事業者で本則処理を採用しているときは、さらに摘要をきちんと書く必要があります。仕入帳簿要件というのがあって、それにそうようにするには摘要を工夫することが求められるからです。

じゃあ、何をかくか、、というと、取引先、取引の内容、ですか。取引の内容は、消費税的には「課税仕入にかかる資産や役務の内容」と表現されることもあります。取引先は別途、入力欄がある場合もあるのですが、会計システムによってなかったりもするので、そういう場合は摘要に書きます。あと、交際費や会議費の場合は、対象となる相手の名前も書くことがあります。特に、交際費の場合は、「誰と」いうことが結構問われたりしますからね。

ということで、軽視されがちだけど、結構大切なのが、この摘要の記載方法です。なかなか、個人で適用の書き方のコツを掴むのは意外と難しいのですが、誰かに相談するとかしてきちんと書きたいものです。

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