優秀な経理担当者は気が強くなくてはならない

一般的には、経理の人は、事務処理を淡々としていて、穏やかで気が弱くても大丈夫、という印象があります。まあ、事務処理を淡々とするは、正しいのですが、実は気は強くないといけない、ということがあります。今回はそんなことをば。

円滑な経理業務にとって必要なことは、伝票や証憑が適時に自分のところに回ってくることです。それができないと、仕訳入力や月次・年次の決算が確定せず、自分の仕事が進みません。なので、書類が円滑に流れるということは経理業務にとって必要不可欠なことです。

じゃあ、ほっといて書類が円滑にまわるのか、、というとそうとは限りません。それが事務の人や製造の人であれば結構きちんとしているので、まだ、大丈夫です。ですが、例えば、社長とか役員クラスになると忙しいのもあってそういう事務処理に手が回らない、ということがあります。また、営業だと売上があがればいいだろうよ、、という考えをとりがちで、社内業務を軽視する傾向にあります。そうなると、ほっておくと、いつまでも自分の手許に書類が回ってこない、もしくは、ギリギリに書類がまわってきて、残業残業でなんとかしあげるということがあります。

そうする場合どうするかというと、一義的には、締め切りを設定し、それまでに定められた形で伝票や証憑を提出することをお願いします。そしてお願いどおりに書類が流れてくるかどうかをきちんと確認することになります。

でも、お願いしても書類が回ってこない場合はどうするか。督促をすることになります。でも、なかなか、督促に応えないとどうするか、というと、がつん、と強く言う、とか、時として大魔神怒るのように、厳しく対応していく、ということも必要です。

といっても、社長とか役員とかは自分より目上ですし、また、営業も他部門なので、強く言うことはもちろん、督促することでさえも、気が引けることでしょう。ですが、それをしないと、結局、自分が苦しくなるだけなのです。ですので、結論としては経理は時として気が強くないと始まらない、ということになります。

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