一人上司と一人部下の怖さ

時折、一人の上司に一人の部下がついて、ずーっと一緒に仕事している、ということがあります。実は、これは結構仲がこじれやすかったりします。今回はそんなことをば。

まずは、逃げ場がないから。例えば、1人の上司に4人の部下がいるとしたら、その上司からのプレッシャーは1/4になります。また、その4人で、上司の愚痴を言い合えたり傾向と対策を話し合えたりします。逆に、1人が4人の上司の仕事をしているとしたら、それぞれに相性はあるものの、誰かが助け舟を出してくれたりもします。ですが、1人どうしとするとお互い逃げ場もないし相談できる人もいないので状況は深刻になりがちです。

怖いのが最初のうちは結構仲良かったりもします。ですが、時間がたちどこかで仲がこじれるとそこからは、関係性を修復することはできません。

もう一つは、ブラックボックスになりがち。2人だけだと、業務の内容や関係性が閉ざされたものとなり、外側から客観的に状況を把握することが難しくなります。片方ずつから話を聞いても、どちらのいうことも最もでなかなか仲介しにくい。そうすると、外側から介入することができず、関係性がやっぱり悪化しがちです。

じゃあどうしたらいいか、というと、究極的には一人上司、一人部下を避ける、ということでしょう。一人の上司に二人の部下、とか、一人が複数のチームに属しそれぞれのチームに働くということですね。どうしても一人上司、一人部下になったら、どこかで、息を抜いてもらう、とか、どこかでチームを外れるタイミングを作る、とか、外部からも関係性が見えるようにしておく、とか、そういう配慮が必要となってきます。

やっぱり、1体1は厳しく、そうならないように、もしくはなった場合は関係性がこじれないように注意する必要があります。

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