キャリア相談を受けた時におさえておきたい4つのポイント

私も、会計士として働くようになり、10年近くがたちました。その間、何人かの人に会計関連のキャリアについて相談を受けることも、ままでてきました。そんな時どのように対応するか、ノウハウっぽいことをまとめてみました。

その人の経歴と問題意識を把握する

まずは、その人の経歴と問題意識を把握します。経歴、それはその人がどのような年齢、職務経験、資格、学歴があるか把握します。どのような職務経験があるかによって、その人のその後のキャリア、ということが大きく変わってくるからです。例えば、学生さんに対して話すときと、社会人10年くらいやってきている人に対しては当然すべきアドバイスの内容は変わってきます。

また、その人の問題意識、なにを解決したいか、ということをおさえておきましょう。これ、相談を持ってくる人でも明確に言語化できていない、場合があります。キャリアは歩んできた人にとっては見えるものですが、これから歩んでいく人にとってはクリアに見えないケースが非常に多いです。当然に、問題意識ももやっとしているので、そこをうまく把握し、それにヒットするような回答を考えるといいでしょう。

職種の内容、キャリアの可能性を明確に説明する

次は、職種の内容やキャリアの可能性をクリアにしていきます。相談者の中で曖昧模糊としている、会計に関するキャリアについて、どんな資格があるのか、要件はなにか、どんな仕事をするのか、その後どのようにキャリアが広がっていくのか、ということを説明します。ここでの内容は、その人が歩んできたキャリアに照らして、そこを延長させるとどのようなキャリアが可能なのか、そういうことを話していきます。そうすることにより、相談する方のキャリアに対する理解がクリアになってきます。

初めのTo Doを渡す

その次に、簡単できるTo Doを渡すようにしています。つまり、次の1手としてなにをするかです。これを渡すと最初の1歩を着手できるようになり、その後、スムーズに次の段階へ進むことができるようになります。

ここでの注意点は、すぐにできるようなことを渡すこと。会計士になりたい、という人であれば、まずは簿記の勉強を、といいますし、転職等であればネットサーフィンや書籍の紹介をします。ここで、面倒臭いことや、重要な決断を迫ること、を与えてしまうと、その段階で止まってしまう可能性があるので、最初は簡単なものをです。

中長期的なオプションを渡す

手始めのTo Doを渡したら長期的なオプションを渡します。ここでは、2~3年くらいの時間で考えます。例えば、会計に興味のある人だったら、公認会計士や税理士への受ける場合のメリットデメリット、受けるとした場合どういうふうにしたらいいのか、受けないとしたらどのような方向性があるのか、現時点の状況で受けるほうがいいのかどうなのか。このように、2-3年後のオプションを渡すと、今後の方向性を考えやすくなります。この部分は、最初のキャリアの方向性のところで一緒に話してもいいし、別途話をしてもいいです。

まとめ

相談されたとき、相手の状況、問題意識を把握し、それに合わせて職種の内容、キャリアの方向性をお話します。それとともに、短期のTo Doと中長期のオプションを渡せば、相談者はキャリアに向かって動いていくことができるでしょう。その人にはその人なりの考えや事情があるため、必ずしもアドバイスどおりに動かないときも多いのですが、相談者がキャリアを考える上での一つのヒントとなります。

 

 

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