コンサルティング、実際にしていること4つ

コンサルティング、コンサルタント、響きがかっこいいですよね。その一方で、どういうことをする人なのか、いまいち、よくわからない面があります。自分もコンサルティング的なこともしているし、友人にも何人かそういうことを業としている人がいるので、少しまとめてみました。

客観的な視点にたつ

コンサルタント、会社の中の人と比べて、客観的にものごとをみます。というのも、コンサルタントは外部者でもあるため、会社内の見方や利害関係から離れることができます。あとは、どうしても、自分側から見ると見えないところ、外から見てもらうと違った発見があります。

また、クライアントは同じようなお客さんを多く抱えているので、そこの中でクライアントを位置づけることにより、より色々なことが見えるようになります。

このようにコンサルタントを使うと鏡に映したように、自分のことを客観的に捉えることができます。

適した知識を提供する

専門的な知識の提供、これはコンサルタントに対して良く求められることの一つです。このとき、単に知識を与えるのではなく、クライアントの状況に即して知識を与えることがポイントです。書籍であれば、クライアントの状況や問題を解決するような書籍を提示する。この場合、たくさん知識を与えるのではなく、必要なものに絞って与えることがポイントです。多すぎると消化するのが、大変ですし、情報を絞り込むこともコンサルタントとしては大切でしょう。

ぼんやりを明確に

クライアントがコンサルタントを頼もう、というときはなにかしらの問題点、願望というものをもっています。ただ、その問題点、願望がぼんやりとしていることが多いです。会社レベルであれば、組織内に問題があるのはわかるがどう解決するかわからない、であるとか、個人であれば自分のキャリアをどう歩むべきかわからない、ということで認識はしているが、どうやって手を付けていったらいいかわからない、ということが往々にしていあります。

それを、コンサルタントはクライアントの話を聞き、質問を重ねることにより、問題点の明確化、願望の明確化をします。そうすることにより、具体的にどうしていくべきかがより明確になります。また、改善の方策、最初にすべきこと、中長期的なゴールを提供できれば、道筋はかなり具体的になります。この段階で、コンサルティングが終わってしまうこともあります。

まあ、ぼんやりを明確にする、ことがクライアントサイドでできれば、コンサルを頼もうとは思わないものです。

ソリューションの提供

クライアントの問題や願望に対して具体的な解決策(ソリューション)を提供します。会社でコンサルタントをしているのであれば自社内にサポートできる人/部門がいるかどうか探しますし、個人レベルであれば自分が持っているノウハウを提供します。この場合の技法としては、定期的に面接セッションを持つ、資料の作成をする、実際のプロジェクトの運営までサポートするということが考えられます。個人レベルであれば、定期的にセッションを持つということでしょうし、会社レベルであれば資料の作成や運営のサポートまで行うことがあるでしょう。

このように、具体的な筋道についてもサポートするということもコンサルタントとしての大切な仕事の一つです。

まとめ

コンサルタントはクライアントの状況把握、知識の提供、問題/願望の明確化/それに対する実行支援があります。もし、コンサルタントとして仕事したい場合、どこをサポートするのかコンサルタントの能力や志向によって決まってきます。

全体としての例示としてキャリアコンサルタントをあげておきます。キャリアコンサルタントであれば、まず、クライアントの状況を把握します。この場合クライアントは方向性が見えない、もしくは、具体的な方策が思いつかない、ことが多いので、必要な知識を提供するとともに、道筋を明確化します。その後、実際に就職先の紹介、という転職という行動について実行を支援する、という流れになるでしょう。

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