たまには童心に帰って~アルプスの少女ハイジ読書記

先日、アルプスの少女ハイジのDVDを見た時の話をしました。とはいえ、DVDのほうは、1時間あたり4話(1話15分)のものが13枚もあります。これを見るのは大変だな~、と思い色々と検索してみると書籍を見つけたのでそれを読んでみることにしました。少し、アニメ版と比較してみます。

あらすじがわかる

まずは、あらすじを把握することができます。分量は文庫本1冊であるため、大人であれば2時間程度で読み切ってしまえる分量です。そうすると全体的な話の流れをつかむことができます。なかなか13時間を見続つづけるのは大変なことなので、時間短縮をはかれます。また、話の全体像を把握しておくと、断片的にDVDを見た場合であっても、おおよその話の位置づけを把握することができます。

粛々と流れる

書籍のほうが、粛々と話が流れていくような気がします。というのは、文字で追うためスーっと読めてしまい、感情的な盛り上がりが少ない。他方でアニメ版のほうが、映像や音声がついていることだけあって、話の1個1個に感情がゆりうごかされます。そのため、アニメ版のほうが面白く感じます。

違いを把握することも楽しい

大筋はあまり変わらない、といっても、場面によってはエピソードが異なる場合があります。後のほうに行くと、違いが散見されるようになります。例えば、書籍では、クララが山にいく場面では、ロッテンマイヤーさんはクララについていきません。アニメ版だと、のこのことついていって説教をします。あと、書籍だとペーターがクララに悪さをしますが、アニメ版だとペーターは優しいです。クララが立ち上がるエピソードもアニメ版と書籍版では異なります。このようにアニメ版と書籍との違いに着目してみると面白いでしょう。

書籍の方が説教的

書籍の方には説教的なエピソードが散見されます。書籍版だと、ハイジが神に祈ることについて話をする、というのがよくでてきます。また、ハイジがおばあさんに読み聞かせるのは讃美歌の一節です。また、ペーターが悪さをしたときに、おばあさまがする説教は、悪いことをしても神様が全部みている、ということで神に紐づけたお小言になっています。

他方で、アニメ版ではこのような説教的、宗教的なエピソードはほとんど出てこないような気がします。おそらく、原作者がこの本を書いた時には、読んだ子がいい子になってほしい、という願いから割と説教的なエピソードを入れ込んだのでは、と推察します。

そこがアニメ化したときに、そういうエピソードを取り除いたのでは、と推察します。日本だと、宗教的な内容はあまり受けないですからね~。

まとめ

書籍版、さくっと読めて、全体像を把握できるので、アニメ版を見る時間がない場合は読んでみるといいでしょう。でも、時間があれば是非ともアニメ版を通しでみれるといいですね。

 

 

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