少しずつでもいいから仕事を改善させたい

会計事務所の業務、割と季節行事的なことが多く、ルーティーンだとマンネリになりがちです。まあ、税制改正やシステムアップデートでは変わります。もちろん、それについていくことは大切ですが、それより、義務でないところで少しずつ業務を改善させる、という心構えをもちたいものです。

2つの方向のベクトルがあると思います。一つは、お客さんに対して価値を与えること。例えば、事業計画を作る、資金繰りを教える、お金を見える化する、システムのよりよい使い方を教える、ペーパレス化する、補助金や節税について話をする、等々色々なことができるはずです。うまく提案すれば追加でお金もいただけるし、無償でも顧客満足を獲得できるでしょう。

もう一つは、効率化。例えば、順序を変える、スタッフや関与先にお願いできることはお願いする、訪問頻度を減らす、システムを活用する、自動化できるようなことはできるようにする、不必要なサービスは減らす、等々。当初、関与したての場合は、ある程度時間をかけて、会計処理、税務処理をきちんと把握し、その関与にかかる業務の流れを把握する、ということもあるでしょう。そこから、徐々に効率化していく、、、というのも一つの流れです。

大切なことは、毎年、同じことを繰り返す、、、のではなく、価値を上げれるところ、効率化できるところは徐々にでもいいので、重ねていきたい。それが、どんどん、積み重ねるとお客さんとの関係性の質が改善したり、自分自身の仕事が楽になったりします。冷静な目で改善点を見つけ、自分サイドの工夫でできることはどんどん進め、人を巻き込むときには、頼み方や理由づけを工夫しながら、すこしずつ、楽になるようにしたいものです。

会計/税務/監査