お正月に「あけましておめでとうございます」それでいいの?

正月の挨拶の定番である、「あけましておめでとうございます。」ですよね。ただ、ケチをつけるつもりはないのですが、いやあるのですが、実は、個人的にはどうか、と思う面があるので、今回はそんなことをば。

端的にみんながみんな、お正月、めでたいわけではないと思うんですよ。年賀状なんかでも前年に不幸があると、喪中とか言って、年賀状出さないですよね。もちろん、身内の不幸だけではなく、例えば、失恋とかもそうだし、病気になったかもしれないし、他にも不幸があったかもしれない。もちろん、不幸だけではなく、正月自体が好きでない人もいるかもしれない。「正月や冥土の旅への一里塚、めでたくもありめでたくもなし」というふうな考えを持っている人もいるでしょう。

それと、挨拶する時って、案外、相手のこと、わからないじゃないですか。会って、すぐ「明けましておめでとうございます。」と言われた際、色々あって、内心「いやーあんまりおめでたくはないんですけど、、、」と思っているかもしれない、ですよね。でも、大人だったら、内心そう思っていても、「おめでとうございます」と返すのでしょうけど。

というわけで、実はぼく自身は、そう思われることが怖くて、自分から「おめでとうございます」と言ったことがあまりないのです。とりあえず、こんにちは、とか、お世話になります、とか言っておいて、相手が「おめでとうございます」と言ってからぼくも「おめでとうございます。」と返すようにしています。これは、流石に気にしすぎですが、時にはこういう気の使い方もあるのではと。

二重生活/松本