負の感情との付き合い方(2)

人は生きていくと、どうしても負の感情を抱えることになります。そのため、うまく負の感情と付き合っていくことが必要です。今回は怒りと憎しみについて考えてみます。

怒り

怒りの感情はおさえつつもうまく抜くことが必要です。対人関係上、爆発させるのは基本的にはいいことではありません。爆発すると、受けた人は相当悪感情を抱くことになり、人間関係上非常に悪い影響を与えます。また、怒り狂っている姿を周りの人が見ると、こちらまで怒られている気になります。

とはいえ、抑え込みすぎても、これまたよくない。うまく、吐き出すことが必要です。例えば、感情的にならず相手に自分の意を伝える、とか、人に愚痴をこぼすとか。僕は、ブログで書くことが多いです。もちろん、そのままは書かず、感情を教訓に切り替えて書くようにします。どうしても、怒りの感情を感じること自体も抑えてしまうことあるので、自分の心の中では認識しておくと、処理がしやすくなります。

もちろん、怒るべきときは怒らないといけないのですが、怒るかどうかは理性に基づきふるまうようにしましょう。

憎しみ

憎しみ、怒りが嵩じると憎しみを持つようになります。怒りと違い、憎しみは長く自分の中に保持されます。やっぱり、人を憎むということは精神的につらいことではあります。

とはいえ、過去の経緯から憎しみを持たざるを得ない、という場合も多くあります。それは仕方がないのですが、一つだけ注意すべきことがあります。それは、自分の世界がその分小さくなること。つまり、憎しんだ場合、その人のみならず、その周りの人に対しても憎しみが向けられてしまいます。坊主がにくけりゃ袈裟をも憎い、となるわけです。それだけではなく、寺も憎く、檀家も憎くなってしまい、自分がその周辺には行きにくくなり、その分世界が小さくなってしまうわけです。

そのため、可能な限り、憎しみは持たないほうがよくて、それは憎しみを与えた人のためではなく、自分のためにも憎しみは流したほうがいいといえます。

まとめ

怒り、憎しみ、こういった感情は自分の体をむしばむだけではなく、周囲の人との関係にも悪影響を与えます。そのため、うまく発散したり、水に流したりしたいものです。

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