諸行無常のこの世の中、どう生きていくべきか

最近、ふと、この世の中について諸行無常を感じることが多くなりました。諸行無常、あらゆる行いは常ならず、ということで、世の儚さ、を表しています。今回はそんなことをば。

平家物語は以下のような書き出しから始まります。

祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響あり、沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理を表す、奢れるものは久しからず、ただ春の世の夢のごとし、猛き者もついには滅びぬ、単に風の前の塵に同じ。

ということです。これは、平家というかつては栄華を誇った一族もやがてはかつてのライバルである、源氏に滅ぼされてしまう、という、無常さを書いたものです。

特に、諸行無常、あらゆることは常ならず、いつも日常というのものは砂上の楼閣のようなものであり、何かの拍子やはずみで崩れ落ちるかもしれない。人の人生には、事故、犯罪、戦争、生老病死、という落とし穴に満ち溢れていて、そこにいつ落ち込むか、わからないし、落ち込んだら、それまでの生活があっという間に崩壊してしまうことあります。

どんなに高邁な目標を掲げ、事業を繁栄させ、資産を蓄積し、家族が健やかで、その他の人間関係が充実していても、崩壊する時は、本当にあっという間、ということです。

であれば、そんなに、色々なことをシャカシャカ頑張らずに適当に流してもいいのでは、と、思ってしまったりもします。なかなか、そうもいかず、生きる、というのは難しい、ことだな、と思ったりもします。

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