特に営業系の職種に就くと、売りたい、という想いが強くなってつい安売りしたくなってしまうものです。ですが、そこには落とし穴が、、。今回はそんなことをば。ここでの安売りとは、主観的なものを指します。
それは、自分の首を絞めてしまうことになります。安売りをする、ということは、そこに無理があるわけです。その無理を感じるたびに、「あぁ、あんな安い値段で引き受けなければよかった、、、。」と思うようになります。といって、降りる、となると、それはそれで大変ですよね。これは、受注する人と対応する人が同じ場合を想定していますが、例えば、営業と製造で分かれている場合は、まさに営業と製造の対立をもたらすことになります。
そうかといって、値段を上げるのは、それはそれで、難しい。最近は変わってきましたが、日本は長きにわたり物価変動がなかった、ということもあるし、気分的に値上げは色々な意味で負担です。今までの負担を取り返すべく、値上げをしたらそのとたんに契約解除、となったら目もあてられないです。
あと、値段にこだわる人、というのは、往々にして、いいお客さんではない場合、ということも多いです。案外、紳士な人って、値段でああだこうだ言わず、すっと受注することが多かったりするものです。
まあ、もう少し抽象化していうと、初期設定は大切となるでしょう。ですので、安売りをしたくなってもグッとこらえて、納得ができる報酬を提示するのがいいです。それでだめなら次を探す、ということです。きちんと価値を提示して、納得の報酬をいただくべきです。あともう一つの手としては、安くする期間を限定する。例えば、1年間は無料だけど、その後は有料になりますよ、とか。
安売り、甘美な香りがしてついついて手をだしてしまいますが、結構、大きな落とし穴があります。なので、ぐっと我慢我慢して、納得のいく報酬を提示できるようにしたいですね。